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スポーツ業界に学ぶ!LINE連携のデジタル施策でファン接点を強化する最新事例5選

作成者: CRH|Aug 1, 2025 1:17:52 AM

デジタル施策、本当に現場で活かせていますか?

スタジアムやアリーナに集まるファンを、もっと楽しませたい。
来場前後の行動データを活用して、リピートにつなげたい。
だけど、現場に負担をかけず、かつファンに自然に届く施策って、なかなか難しい——。

そんなお悩みを持つスポーツイベント運営者の方は少なくありません。

従来の紙台紙のスタンプラリーや現地抽選は運営負荷も高く、効果測定も難しい。
一方、単なるSNS投稿では一過性の盛り上がりで終わってしまいがちです。

そこで今、注目を集めているのが「LINEを活用したデジタル施策」。
来場前のエンゲージメントづくりから、現地での体験向上、来場後のフォロー施策まで、
すべてをLINE上で一気通貫に実現できます。

本記事では、スポーツイベントで実際に導入されている「LINE活用施策」の事例を通じて、
現場で“本当に活きる”デジタル施策の組み方とその成果をご紹介します。

 LINE活用がイベント集客に効く理由

 スマホネイティブなファンに届きやすい

 現代のスポーツファンの多くはスマートフォンを日常的に使用しており、その中でもLINEは圧倒的な利用率を誇ります。LINEを活用した施策は、アプリのインストールやアカウント作成といった障壁がなく、友だち登録だけで即座にアプローチ可能です。通知やリマインドなどの「Push型コミュニケーション」が自然に受け入れられることも、LINEを活用した集客が成果を上げやすい理由の一つです。

タイムリーな告知が可能

 LINE公式アカウントを活用すれば、イベント前日や当日といった直前のタイミングでも効果的にリマインド通知が可能です。タイムライン投稿やメッセージ配信機能により、開封率・反応率の高い告知が実現でき、特に来場促進やリピート参加を促すうえで高い効果を発揮します。

 

 デジタル施策の種類と特長

デジタルガチャ

 LINE上で参加できるデジタルガチャは、スマホから手軽に抽選体験が可能な施策です。イベント前や来場時のインセンティブとして活用されており、景品と連動させることでファンの参加意欲を引き出せます。

【スポーツイベント活用方法】

 

デジタルフォトフレーム

 LINE上で提供できるデジタルフォトフレームは、ファンが自撮りをチームカラーやロゴのフレームで装飾できる施策です。SNSへ の投稿を促す設計が可能なため、拡散効果も狙えます。試合の記念写真としての活用も人気です。

【スポーツイベント活用方法】

デジタルスタンプラリー

会場内の複数のスポットを巡るスタンプラリーをLINEで実現できるのがこの施策です。QRコードやGPSを活用することで非接触での実施が可能になり、会場回遊の促進やブース滞在時間の向上に貢献します。

【スポーツイベント活用方法】

 

実際の導入事例でわかる、デジタル施策の効果

スポーツ業界では、LINE公式アカウントと連携したデジタル施策の導入が進んでおり、ファンの参加意欲や満足度を高めるための工夫が各チームで見られます。ここでは、3つの代表的な施策「フォトフレーム」「スタンプラリー」「デジタルガチャ」における具体的な導入事例を紹介します。

 

フォトフレーム施策:記念に残る体験がファンを魅了

福岡ソフトバンクホークス「タカフォト」

 ■施策概要
   球団主催イベント「鷹観祭」にて、来場者がLINE上でフォトフレームを選び、応援グッズや試合演出に連動した写真撮影ができるデジタル施策。撮影後の画像はそのままLINE上で受け取れ、来場者自身のスマートフォンだけで完結する手軽な仕組み。

 ■特徴・効果
 ・高性能カメラによる自動撮影&提供
  → 座席位置を登録するだけで、応援の“最高の瞬間”を自動で撮影し、記念写真としてアプリ内で確認・購入できる仕様
 ・選手フレーム・イベント限定スタンプ対応
  →  鷹の祭典やタカガールイベントなど期間限定フレーム・選手ビジュアルスタンプが追加され、ファンの思い出作りを強化
 ・1人1回無料&割引価格の購入オプション
  → 初回無料&その後は“3枚250円~”の価格設定で、手軽に思い出写真を手に入れる動機付けが可能

 ■イケているポイント
 ・自動撮影で応援中でもスマホ操作なしで瞬間を記録できる、観戦に没頭できる新しい体験。
 ・座席情報をもとに、自分だけの瞬間が正確にキャッチされる特別感。
 ・撮られたことに気づかず自然に写ることで、リアルな喜びや感情がそのまま記録される。

出典: Softbank Hawks ニュースリリース 

【利用の流れ】



シーホース三河「CONVERSEオリジナルフォトフレーム」

 ■施策概要
 B.LEAGUEとのコラボキャンペーンとして、LINE上で限定の「CONVERSEオリジナルフォトフレーム」が使えるデジタル施策を展開。ファンがLINEからフレームを選び、バスケットボール観戦の記念写真を簡単に撮影・保存できる仕組み。キャンペーン対象の投稿にはプレゼント企画も連動。

 ■特徴・効果
 ・ブランドロゴやビジュアルで世界観を統一
  → 統一感のあるデザインにより、ブランドイメージが浸透し、ファンとのエンゲージメントを高める。
 ・SNS投稿(X)による参加形式
  → ファンが自発的に投稿・拡散することで、ブランドやイベントの認知が広がる(UGC創出)。
 ・デジタル(AR)とリアル(試合観戦)の融合体験
  → 会場の臨場感とAR演出が連動することで、思い出に残る没入型のファン体験を演出。

 ■イケているポイント
 ・CONVERSEのブランド世界観を反映したビジュアルフレームがスタイリッシュ。
 ・バスケ×ファッションの文脈でファン層との親和性が高い。
 ・SNSに投稿することで自発的にブランドやイベント情報が広まり、広報効果を高める仕組みとなっている。

 出典: CONVERSE basketball wear 公式

【利用の流れ】

                           

 

デジタルフォトフレーム施策の実施ポイントは「思い出×拡散×ブランド体験」

 デジタルフォトフレーム施策は、「観戦体験を記念として残す」だけでなく、その場での熱量を“拡散力”へと変える力を持つ             注目の手法です。

 どちらの施策も共通して、

 ✅ 現地のチラシ、看板のQRから参加でき、参加ハードルが低い
 ✅ デザイン性の高いフォトフレームで“撮りたくなる動機”を創出
 ✅ 自然な拡散(SNS投稿)を通じた波及効果が狙える
 ✅ スマホ世代・ファミリー層問わず参加しやすいUX設計

 といった要素が成功のカギを握っています。

 つまり、デジタルフォトフレーム施策は、「思い出作り」+「ファンの自発的拡散」+「ブランド体験の共有」という三位一体の価値を提供できます。ファンの満足度と企業側のプロモーション効果を両立できる、コストパフォーマンスの高い仕掛けとして注目されています。イベントの“余韻”を写真として持ち帰ってもらうことで、観戦体験を“記憶と記録”に残すことができるのです。

 

 

スタンプラリー施策:会場回遊×デジタル連携でデータ活用

FC東京 「クラブ設立25周年記念 デジタルスタンプラリー」

  ▪施策概要
TOKYO CITY F.C.×FC東京」のコラボイベントとして、スタジアム来場者を対象にLINEを活用したデジタルスタンプラリーを開催。                指定スポットでQRコードを読み取ってスタンプを集め、集めたスタンプ数に応じて景品抽選に応募できるという来場者参加型の施策。

  ■特徴・効果
府中・三鷹・調布の3市商店街を横断する回遊設計
 → 地域全体を巻き込む体験によって、ファンの体験範囲がスタジアム外へと拡大
スタンプ数に応じたA/Bコース分岐&豪華景品ラインナップ
 → 収集モチベーションを段階的に高めつつ、ブランド価値のあるグッズ提供
試合会場で1スタンプ+先着記念シール配布
 → 試合観戦と連動する即参加要素で、現地参加の満足感と認知が高まる。

 ■イケているポイント
・商店街巡りと連動させることで、“地域ファン”としての体験価値を提供。
・スタンプ数に応じた応募コース(1個・3個・5個)が設定されており、ゲーム性が高い。
・会場でスタンプ付与+記念シール配布など、試合の高揚感をそのまま企画に取り込む
                                                                                     出典: FC東京公式サイト

【利用の流れ】


 

サントリーサンバーズ「ホームゲームスタンプラリー」

■施策概要
バレーボールチーム「サントリーサンバーズ」では、LINE公式アカウントを活用して、ホームゲーム来場者向けにデジタルスタンプラリーを実施。LINE上でスタンプを集めると、オリジナルグッズの抽選や選手との限定イベントへの応募など、ファンが楽しめる特典が用意された。

■特徴・効果
1〜3回のスタンプ獲得で多様な特典を用意
 → スタンプを重ねるごとに楽しみが増える仕組みで継続参加を促進。
ユニフォーム型ステッカーなどのオリジナルグッズ配布
 → ファン心をくすぐる“集めたくなる”記念アイテムで参加意欲を刺激。
3回目でグッズ割引クーポンや大判クーポン付与
 → スタンプ達成が物販購入へ自然に誘導され、売上にも貢献。

■イケているポイント
・スタンプ獲得に応じた報酬で、「もう一回行こう」という動機が継続しやすい。
スタンプ収集の遊び要素と、サンバーズならではの特典(選手交流など)を連動させ、ファン体験を“ゲーム感覚”でできる仕掛け。
・キャンペーンの説明や導線がシンプルかつ直感的で、幅広い年代層のファンに参加してもらいやすい構成になっている

出典: サントリー公式

【利用の流れ】

 

デジタルスタンプラリー施策の実施ポイントは「回遊×体験価値の最大化」

 LINEを活用したデジタルスタンプラリーは、単なる「ポイント収集」を超えた、ファンとの深いエンゲージメント設計が可能。

 どちらの施策も共通して、
 ✅ LINEアカウントだけで完結する簡便さ
 ✅ 参加回数・スタンプ数に応じた段階的報酬設計
 ✅ その場の体験を「記念・インセンティブ」へと変換する設計

 といった要素が成功のカギを握っています。

 つまり、デジタルスタンプラリーは「イベントの瞬間」だけでなく、「行動の動機づけ」「再来訪の促進」「地域やクラブへの愛着形 成」までを一貫して設計できる、高機能なデジタル施策だといえます。LINEとの連携を活かせば、小規模でも今すぐ始められるのも 大きな強みです。ファンと街とチームをつなぐ“回遊型マーケティング”の第一歩に、ぴったりなアプローチといえるでしょう。 

 

 

ガチャ施策:参加の楽しみ×グッズ販売の促進

ヴィッセル神戸「ヴィッコレ福引大抽選会

 ■施策概要

 LINE公式アカウント連携を活用し、来場者がLINE上で参加できる「デジタルガチャ施策」を実施。来場者に配布されるカードに記載されたQRコードを読み取ることで、選手サイン入りグッズなどが当たる抽選に参加可能。

 ■特徴・効果
 ・即時抽選&ハズレなし保証
  → QR読み込み後その場で必ず何かが当たり、期待感と満足度を最大化。
 ・当日登録OKのアプリ参加導線
  → 試合当日その場でアプリ登録すれば誰でも参加可能。新規ユーザー獲得に強い設計。

 ・「ヴィッコレ」アプリとリアル景品のハイブリッド対応
  → ダイヤ・コインなどのデジタル報酬と選手サイン入りグッズのリアル報酬の両立で多層的な体験を提供。

 ■イケているポイント
・デジタルカード収集を促進するダイヤやコインが当たるゲーミフィケーション設計。
・アプリ登録を試合席で済ませられる手軽さが、新規参加を後押し。 
・アプリ内通貨が景品として手に入ることで、福引参加後もアプリ内活動を楽しむ“継続利用の動機”が生まれる設計。

出典:  ヴィッセル神戸公式

【利用の流れ】

 

デジタルガチャ施策の実施ポイントは「参加しやすさ×即時性」

LINEや専用アプリと連携した「デジタルガチャ施策」は、来場者の参加意欲をその場で高めると同時に、施策後のエンゲージメントにもつながる効果的な仕掛けです。

本施策で得られる主な価値は以下のとおりです:

 抽選結果がすぐ出る“即時性”でファンの感情を刺激
✅ アプリやLINEと連動することで“参加のしやすさ”と“継続利用”を両立
✅ デジタル×リアル報酬の併用で、幅広いファンニーズに対応
✅ データ取得・分析によって、次回施策への改善にもつながる

つまり、デジタルガチャ施策は「楽しい体験」+「マーケティング活用」+「ファンとの関係性の深化」がワンセットで実現できるハイブリッド施策。LINEやアプリの力を活用すれば、来場者一人ひとりに“ワクワク”を届けながら、その後の接点創出やリピーター育成にも効果を発揮します。ファンとの“一回きりで終わらない関係”を築きたい方にとって、有力な選択肢となるでしょう。



 LINE活用の成果とKPI

 来場数・体験数の増加

 実際の導入事例では、LINE施策を通じてイベント当日の来場数が増加したり、来場者の平均滞在時間が延びるなどの成果が報告されています。ガチャやフォトフレーム、スタンプラリーといった体験型施策は、参加率が高く、自然な形で集客に寄与します。

 SNS投稿・シェアによる拡散効果

 特にフォトフレーム施策を活用したチームでは、ファンの自発的な投稿が促され、「#チーム名」での投稿数が大幅に増加。施策を通じてファンのエンゲージメントが可視化され、次のマーケティング施策の設計にも役立っています。

 

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