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HubSpotとSquareの連携

作成者: Admin|Jul 20, 2026 12:12:46 AM

SQUAREやECシステムとHubSpotを連携。購入データをCRMに統合し、マーケティングと営業を効率化します。

① 機能説明

Square連携とは

  • 決済サービス・POSレジシステムである「Square」とHubSpotを接続し、店舗やECサイトで発生した注文・決済・顧客データをHubSpotのCRMへ自動的に同期・一元管理する機能です。
  • Squareで取り扱う取引金額、購入商品、決済ステータスがHubSpotのコンタクトや取引レコードへ自動反映され、手動による転記作業や入力ミスを防ぎます。
  • 店舗(オフライン)とEC(オンライン)を横断した顧客の購買行動データをCRMに集約することで、高度なマーケティング施策や営業活動の効率化を実現します。

活用シーン

  • 実店舗やECでの購入履歴・決済完了データをトリガーにして、顧客の購入商品に合わせたサンクスメールやリピート促進(クロスセル・アップセル)メールを自動配信したいとき
  • 店舗とオンラインショップ双方の購買データをHubSpot上の顧客タイムラインに統合し、顧客ごとの累計購入金額(LTV)や利用頻度に応じた最適な接客・アフターサポートを行いたいとき
  • Squareでの売上データをHubSpotの取引(商談)データとして自動生成・分析し、チャネル別の売上推移や顧客セグメントごとの収益性をリアルタイムに把握したいとき

HubSpotとSquareの連携

Squareには、顧客データのみならず予約データや決済データ、商品データなどCRM施策や分析を実行するためのデータが数多く格納されています。一方で決済や詳細な購買履歴は標準では対象外のため、カスタムオブジェクトや他連携ツール・APIでの必須となります。下記詳細について詳しく解説していますので、HubSpotを用いたデータドリブンなマーケティング・カスタマーサクセス実現のための連携をお考えの企業様はご参考ください。

HubSpot・Square連携アプリ

HubSpotのApp Marketplaceには、Square連携に対応したアプリが用意されています。アプリをインストールしてアカウント連携をすることで専門知識がなくても数クリックで簡単に導入できる手軽さが最大の魅力です。データを連携することで顧客情報を統合するだけでなく、商品データや請求データ※を連携することが可能です。

※請求データの連携には、HubSpotがカスタムオブジェクトを使えることが条件となります。HubSpotでカスタムオブジェクトを作成するには、Enterpriseプラン以上のサブスクリプションが必要です。


■Square連携アプリの注意点

✕ 金額データは、二桁低い情報が連携される

商品データや決済情報内に存在する〇〇円という金額情報は連携された際に二桁低い数字が連携されます。これは、恐らく海外の仕様をそのまま利用されているため、Square側の日本円への対応がデータまで対応されていないためと考えられます。※アプリ設定に注意書きも書かれています。

✕ 商品項目の双方向連携にはトラップがある

上記の連携に関わる話なのですが、商品項目を同期した際に金額データは商品項目の単価にデフォルトで連携されるようになっています。双方同期をしていると、自動的に低い金額が商品項目に反映されますし、HubSpot側で金額を変更するとSquare側の金額は100倍の数字が自動的に反映されてしまいます。Squareで顧客に提示される金額が変更されてしまうなどのトラブルが発生します。ですので、商品項目の連携は双方向連携はしない方がよさそうです。

✕ カスタムフィールドのマッピングはデータハブの契約が必要

HubSpotを使い慣れている方であれば、自動的に100倍するようなカスタムプロパティを用意したらよいのではとお考えになるかもしれません。しかし、カスタムフィールドのマッピングにはデータハブ(旧operationhub)の契約が必要となります。上記に記載の商品項目での金額は連携しない設定ができないようになっているため、データハブをご利用できない企業様にとっては、商品情報の連携はあまり有用性が高くなさそうです。

✕ 連携されるデータはかなり限定的でわかりにくい

顧客データは20項目、製品は20項目、Paymentは15項目が連携可能です。ただ、すべてのデータ項目は英語表記のため何のデータなのかデータ項目と見比べなければ連携されるデータが何なのかがよくわかりません。また、項目によって連携できるデータ項目が限られているためどのデータ項目をどう連携したよいかなど悩まれるポイントがたくさんあります。

 

HubSpotとSquare連携アプリで利用できるデータ

顧客情報

ID情報:Recourd ID、Reference ID、

個人情報:Last Name、First name、Email Address、Phone Number、Birthday、Company、Source

住所情報:Address、City、Country、Group、State、Street、Zip

日付情報:Date Created、Date Modified

商品情報

ID情報:Price*、Record ID、SKU

商品情報:Name*、Image URL*、Description*

金額情報:Currency、

日付情報:Updated at、

他情報:Ecom Gifting Enabled、Ecom Storefront Classic site ID、Present At All Locations

*がついているのは取捨選択ができない自動連係項目

決済情報

ID情報:Receipt No.、Recored ID

金額情報:Total、Currency、Refund Amount、Processing Fee、Tip Amount

他情報:Customer、Note、Payment Method、Receipt Url、Sales attributed to、Status

日付情報:Created Date、Payment Date、Updated at

 

連携アプリの設定方法


HubSpot App Marketplaceにアクセス: まず、こちらのHubSpot App MarketplaceのSquareのページにアクセスします。アプリのインストール: 画面左の「サインインしてインストール」を選択します。アカウントの認証: 画面の指示に従ってHubSpotアカウントとSquareアカウントを認証させます。同期設定のカスタマイズ:認証完了すると、同期するデータの項目(顧客情報など)と個別のデータ項目を設定します。
各項目について、一方向同期(HubSpotからSquare、SquareからHubSpot)、双方向同期など、連携の方向性の設定が可能となっており設定します。同期の絞込: 顧客データや支払いデータなど特定の顧客グループや特定の取引データのみを同期させる条件として設定することも可能です。


 

アプリ以外での連携の仕方

より柔軟なデータ連携と、ビジネスに合わせた高度な自動化を実現するには、①自動化ツール(iPaaS)による連携、②APIによる連携の2つの方法があります。それぞれの連携方法について、詳しくご紹介します。

①自動化ツールによる連携

Yoom、Zapier、MakeといったiPaaS(Integration Platform as a Service)を活用する方法です。ノーコードまたはローコードで、複数のアプリ間で特定のトリガーとアクションを設定し、連携を自動化できます。アプリ連携より柔軟性が高く、より細かな条件での自動化が可能です。

連携範囲: 決済金額、商品名、数量、購買回数、割引額など、自社の要件に合わせて詳細なデータ項目を連携できます。連携の方法(流れ): 設計:HubSpotで受け皿(Contact/Deal/必要ならカスタムオブジェクト)と項目を決める。レシピ構築:トリガー(新規/更新/返金など)→アクション(Upsert・関連付け・タスク/配信起動)を設定。検証・運用:テスト→本番切替。必要に応じて再試行・通知の簡易監視を付与。

※HubSpotはZapier連携でトリガー/アクション自動化を公式に案内(HubSpotナレッジベース参照)しています。

 

②APIによる連携

HubSpotとSquareが公開するAPIを利用して独自の連携システムを構築する方法です。今後HubSpotデータスタジオのリリースに伴い有料プランを利用することでより簡単に実施ができる可能性もありますが、より自社に合わせたデータ管理を実施したい企業様にとっては個別開発も一つの選択肢となります。開発リソースは必要ですが、ビジネス成長に直結する高度な自動化を実現できる点が最大の魅力です。

実装にあたっては、HubSpotとSquareの決済データを連携させるための連携させる項目を下記のように設計する必要があります。続いて、該当のAPIドキュメントを確認してID動機や金額の整合性、顧客マッピング、ステータス情報の更新ルール、更新トリガーなど詳細の条件を設計して実装していただく流れとなります。詳細のAPIについてはそれぞれのドキュメントへのリンクを提示していますのでご活用いただければ幸いです。


 

Square 側の取引情報(例) HubSpot 側の取引情報
payment_id / order_id:ユニークID

dealnameやカスタムフィールドと連携

amount_money:金額

amount:金額 ※金額桁に注意

currency:通貨
amount_in_home_currency:会社通貨に換算した金額
created_at / closed_at:発生日時・完了日時
closedate:取引成立日(Squareの支払日と対応付け可能)
支払い情報 dealname:取引名(Square注文番号や明細と紐付け可)
payment_status:支払手段や状態 dealstage / pipeline:進捗管理(Square側のステータスと合わせられる)
customer_id:Square顧客ID associated_contacts / companies:顧客や会社との紐付け

 

連携の設計ポイント
ID同期:HubSpotにSquare用のカスタムプロパティ(例:square_transaction_id)を追加し、両者を一意に紐付ける。
金額の整合性:HubSpotのamountとSquareのamount_moneyを同期。多通貨が絡む場合はamount_in_home_currencyを利用。
顧客マッピング:Squareのcustomer_idとHubSpotのcontactをAPIで照合。
ステータス更新:Squareの支払ステータス(例:COMPLETED, FAILED)をHubSpotのdealstageに変換ルールを作る。
更新トリガー:Square側で新規取引/支払更新 → Webhookで通知 → HubSpot APIを叩いて取引を作成/更新。
       逆にHubSpotの取引作成をSquareに送るケースも可能(在庫や売上管理と連動させる場合)。


連携についての詳細は下記のドキュメントをご参考頂くとより詳細な実装が実現可能です。
■HubSpot(取引)API ドキュメント
CRM API — Deals ガイド(英語)
日本語版 HubSpot 取引 API ガイド
このガイドには、取引(deals)の 作成 / 取得 / 更新 / 削除 や、プロパティ/関連付けの方法が説明されています。

■Square(Payments / Refunds / 決済)API ドキュメント
Payments API(支払い作成・取得・一覧/決済処理)
Square Developer ドキュメンテーションまとめページ

この Payments API ドキュメントには、ListPaymentsやGetPayment、返金処理、Webhooks との連携方法などが含まれています。

② 支援概要

クリエイティブホープでは、Square連携の効果を最大化し、マーケティングや営業活動をスムーズに行うための導入・活用支援を行います。

店舗・EC購買データを集約するシステム連携設定とデータ設計

貴社の販売チャネル(実店舗・ECサイトなど)における決済フローと管理したい顧客データを詳細にヒアリングし、SquareとHubSpotをスムーズに接続するためのデータマッピングを設計します。Squareで取得した購入者情報や注文明細、決済金額がHubSpotのどのプロパティや取引フィールドに正確に同期されるかを定義し、手作業による転記工数を排除したクリーンなデータベース環境を実装します。

購買データを活用した追客・リピート促進ワークフローの構築

Squareから同期された購買データを軸に、顧客のエンゲージメントを高めるマーケティング自動化シナリオを構築します。購入直後のフォローアップメールの配信や、一定期間再購入がない顧客に対するリサンプリング施策、高価格帯商品を購入した優良顧客への特別オファーなど、購買文脈に合わせたタイムリーな追客ワークフローをHubSpot上に設定し、リピート率の向上とLTV最大化を支援します。

オムニチャネル売上の可視化とマーケティング運用定着化支援

Square連携によって蓄積された決済データを基に、店舗別・商品別・顧客セグメント別の売上状況を直感的に把握できる分析ダッシュボードをHubSpot内に初期構築します。さらに、現場の店舗スタッフやEC運用担当者が迷うことなくCRMデータを施策に活かせるよう、操作マニュアルの策定やトレーニングを実施し、データに基づいたマーケティング・営業活動が組織として自走できるよう伴走サポートします。

③ よくあるご質問

Q. Squareで新しく購入が発生した際、HubSpot上に自動でコンタクトが作成されますか?

A. はい、自動で作成されます。決済時に提供されたメールアドレスや氏名などの情報を基に、HubSpot側に該当するコンタクトが存在しない場合は新規レコードを自動生成し、すでに存在する場合は既存のレコードに購入アクティビティを紐付けて更新します。

Q. Square連携を利用するために、HubSpot側で特別なライセンスプランは必要ですか?

A. 基本的なSquareとHubSpotのデータ同期機能自体は、HubSpotの無料ツールを含むすべてのプランでご利用いただけます。ただし、同期された購買データをトリガーにして自動メール配信やタスク生成などの高度な自動化を行う場合は、Marketing HubやSales HubのProfessional以上のプランが必要となります。

Q. 過去にSquareで蓄積された決済データや顧客情報をHubSpotへ一括で移行することはできますか?

A. はい、移行可能です。過去のSquare上の顧客履歴や決済データをCSV形式などでエクスポートし、HubSpotのデータ構造に合わせて正確にマッピングを行った上で一括インポートするデータ移行実務を弊社にて代行・サポートいたします。