クリエイティブホープ(CRH)がお送りする動画コンテンツ『CRH_PANGEA_STATION』。ゲストには、CMOの藤井 廣男さん、広報担当の上野 妃呂美さんをお迎えして、これからのCRHでの働き方についてお話ししていただきました。Vol.2は、前回のVol.1「CRHを振り返る編」に続いて、「CRHの現在編」についてお伝えいたします。
2017年から現在の体制へ
藤井:
2017年から現在の社長の香取宜伸(かとりよしのぶ)さん、ノブノブさんではなくヨシノブさん(笑)に変わりました。
現CEO香取(左)と初代CEO大前(右)。
藤井:
大前さんの変わり方もすごいですねー。Before and After気になる。貫禄がありますよね(笑)
香取さんはテクニカルディレクター出身でテクニカルな部分やエンジニアリングにとても精通されている方でして、組織のビジョンというところもBEYOND the BORDERということで社会の課題に対してチャレンジしていくコンサルティングテクノロジーカンパニーを目指しています。
そんな中で私たちの以前の職場がどんなだったか見せますと、ちょっと恥ずかしいのですがこちらです。
以前のCRHオフィスは「THE・オフィス!」という印象・・・。
天の声:
昭和!!って感じですね(笑)。昔からソーシャルディスタンス。机も広かったんですね(笑)。
藤井:
そうですね個人個人の働く空間をとても大事にしていたので一人一人のスペースは広かったですけど...まあ格好悪い(笑)
なんでかというと、これもクリエイティブホープらしさだと思っていてクライアントに対して全力投球。一方で情報の発信が苦手というのが課題なんです。昔も発信していく人はいたんですがそれも一部で、その人たちももう巣立っていってしまったと...
自分たちはお客さんに対して価値提供するのは得意なんだけど、自分たち自身を表現するのが苦手なのでそこを変えていかないといけないと思っています。
BEYOND the BORDERというビジョンがある中で超えていかなくてはいけない、新しい道を作らなければいけないというのが我々のミッションとしてあり、そういうことをイメージする上では我々だけではなく外の人とのコラボレーション機会を多く持つことが重要だなと考えるようになりました。
藤井:
そこで私たちのオフィスが西新宿にあるのですが、新宿でイノベーションスペースと検索しても意外とそういった場所が無いんですよね。検索するとホストクラブがたくさん出てきます(笑)。
デジタルトランスフォーメーションやイノベーションに関わる会社だからこそ、この新宿に人々が隔たり無く集い、新しいものを共創できる場所を作るべきなんじゃないのかと思うようになりました。
会社の中にイノベーションスペースのような場を作ることによって前回話したCRHのタイムラインをもっともっと変えていけるのではないかと思っていて、必然的にそういう場所があればもっともっと人が集まってくると思っています。
長崎の「出島」知ってますか?昔の「出島」って各藩の優秀な人がお金を使って留学をして、ここで情報発信をしたり、学ぶ場、交流する場だったんですよね。イメージしているイノベーションスペースは「出島」のようなものです。また、明治維新の立役者をたくさん排出した吉田松陰先生の松下村塾は、松陰先生がみんなに対して教えてたかというとそうではないんです。師匠がみんなに教えるのではなくて、みんなで一緒に意見交換をしたり、文学を学んだり、登山や水泳をして遊んでたらしいです。いわば生きた学問という感じですね。みんなと場と時間、タイムラインを共有することによって成長していくイメージですね。
藤井:
現在だとオンラインサロンとかコミュニティーが続々と増えてきていて、そういう熱量のある人たちが新しいうねりを作っていくのがとても大事だと思ったところで、私たちもコミュニーティスペースづくりのためにリノベーションしてしまったわけです。
上野:
2019年の夏から秋にかけてリノベーションをしました。昔大陸が一つだったように色んな人たちが集まって新しいことを生み出していこうという願いを込めてPANGEAというスペースを作りました。
イノベーションスペース「PANGEA」
上野:
PANGEAは、真ん中に卓球台があり、奥にハンモック、そして藤井さん自作のキッチンカウンターもあり、みんながお話ししながら仕事ができる場所となっています。
「昭和スタイル」から一変!開放的なスペースとともにリノベーションされました。
天の声:
めちゃくちゃオシャレですねー!
上野:
会社の中にはCRHだけではなく使われていないスペースがあるんじゃないかと思っていて、そんな使われていないスペースをつなぎ合わせてネットワーク化して何か新しいことをやる人たちが集える場所を提供していきたいと思っています。
PANGEAがその拠点になれたらいいなと考えています。
藤井:
実際に色んな経営者の人と話していると、実際に使っていないスペースたくさんあることが分かって、セキュリティの課題はあるにせよそれぞれが繋がって、今日は新橋のオフィス、今日は新宿のオフィスといったように使い分けられるといいですよね。
上野:
社内で利用する際には、100人くらいでパーティをしたりもしますし、通常時は社員がハンモックでくつろいでいたり、仕事の合間に卓球をしたりして自由に使っています。
ハンモックや卓球台など遊び心たっぷりの空間で、社内コミュニケーションが充実!
天の声:
確実にみんな卓球の腕が上がってますよね(笑)
上野:
またCRHで運営しているTECHCAMPなどのイベントもPANGEAで行っていました。
藤井:
こういうTECHCAMPなどのイベントを通して社員の方が新しいお客様を獲得したり、既存のお客様とコミュニケーションをとることができますね。
PANGEA自体貸し出してるんですよね?
上野:
そうなんです!PANGEAを丸ごと貸し出しています。これまでは、ドローンのイベント、バックオフィスの方々が繋がるイベント、タレントさんのイベントや撮影などにご利用いただいていました。
社外の人も使用可能な、まさに「オープンな」スペースです。
藤井さん:
執務スペースもリノベーションを行ってだいぶ変わりましたよね?
壁のクレドは、書道家の先生にご依頼をして書いていただいたもの。カッコいい!
天の声:
ファミレス席!綺麗!
上野:
変わりましたね。壁には大きなCREDOを書き、席もフリーアドレスにしました。執務室としても使いやすくなりました。
藤井:
フリーアドレスにしたことによってみなさん自分の好きなところに行って作業されてますね。執務室だけでなくPANGEAもあるので、ホントに好きな所で仕事するようになりましたね。
天の声:
より個性が出るようになりましたよね!人となりが出るようになった。
藤井:
しかし今回の新型コロナウィルスの影響で在宅中心となって人が来なくなってしまいましたね...
上野:
そうなんですよね。でもリノベの期間中在宅勤務だったこともありスムーズにリモートに移行することができました。
藤井:
今年は在宅ネイティブな新卒が。
天の声:
スペシャリストですよね。(笑)
上野:
入社式もオンラインでやりました。社内イベントや、対面や外部に委託していた新卒研修も全部オンラインで行いました。早押しクイズ大会のようなイベントもオンラインで行いました。みなさんオンラインでのイベントも楽しんでいます。
2020年度の新卒は3名。正真正銘の「リモートワークネイティヴ」です!
天の声:
昔は新卒はデッカイ居酒屋をいかに手際よくというのが求められましたけど、企画力求められてますよね(笑)。
藤井:
でもすごいですよね。オンラインでクイズ大会をするという発想!みんなアプリをダウンロードしてねって言われるという(笑)。今までのイベントとは全然違って面白かったですね。
上野:
現在はPANGEAは、たまに出社した社員がミーテイングをしたりして使っています。みなさんオンラインには慣れてきてはいるんですが、「出社したい」「会ってコミュニケーションしたい」という声も上がっています。