クリエイティブホープ(CRH)がお送りする動画コンテンツ『CRH_PANGEA_STATION』。ゲストには、CMOの藤井 廣男さん、広報担当の上野 妃呂美さんをお迎えして、これからのCRHでの働き方についてお話ししていただきました。第3回となる今回は、Vol.1「CRHを振り返る編」、Vol.2「CRHの現在編」に続いて、「CRHの未来を考える編」をお伝えいたします。
CRHの未来の前に...今後の日本ってどうなの?
天の声:
未来投資会議の資料からもわかるように、日本の成長戦略実行計画案の一番最初に「新しい働き方を定義するぞ」というのがあり、つまりは日本の決意表明で、一番大事だよというのが伝わってくるかと思います。
「働き方」というテーマは、国家レベルで最重要の問題の一つです。
天の声:
皆さんお馴染みのキャッシュレスからデジタル化までをさしおいて、日本は新しい働き方をせなあかん!というのが見て取れます。
働き方の中でもテレワークの推進には、厚生労働省・総務省・経済産業省など複雑に入り組んでいて、なかなか上手くいかない理由としては、こういうことが原因だったりしますね。
テレワークのKPIは2020年に2012年度11.5%比で3倍となってて、まぁこれは低いですけど、34.5%を目指しています。
現在は新型コロナウイルスが危険だというのもあって、テレワークが行われていたりしますが、
これに端を発してそもそもテレワークで生産性を挙げていこうよ!となっているのが現在の状況です。
世の中の働き方の現状
天の声:
日本における在宅ワークは、4月はそこそこ増えたものの、緊急事態宣言も終わり、6月以降はまた出社する人が増えてしまっている状況ですが、どうですか、ここらへんの実感はありますか?
藤井:
(緊急事態宣言時よりも)新宿にも人は増えましたよね。自粛期間中1回くらいしか会社には来てないですが、(当時は)新宿は全然人がいなかったですね。
天の声:
そうですよね。日本では、色々な会社が恒久的なテレワークを宣言したりもしてますが、世界の中で見ると、徐々に出勤する傾向に戻ってきているという状況です。
なぜテレワークするのかというと、労働生産性ということが挙げられますけれども、日本は、場所にとらわれない働き方を重視する企業の割合も少ないですし、労働生産性も低いという形で...
皆さん労働生産性という言葉は耳にタコができるくらい聞いてると思うのですが、ここを改善していくのが企業の経営者の考えることだと思います。
日本はなかかなか変わらないということもありますが、徐々に日本の大企業もテレワークを推進してきていて、そういった企業様に対してコンサルティングを行っている藤井さんは実際に変化を感じますか?
藤井:
そうですね、大手の企業さんもオンライン会議が当たり前になってきましたし、あとは、オンライン会議が増えたことによって、皆さん私服でミーティングに臨んでいる感じが増えてきました。
ワイシャツを来ていないお客さんの姿を見ると親近感が湧きますし、会話も色々な方向に広がるので、関係性づくりとしてはいいと思いますし、皆さんオンライン慣れしてきているなとは感じますね。
CRHが接しているお客さんは進んでいる企業様が多いのかもしれないですけど、そうした企業さんにも、リアルで対面してなんぼの時代はあって、今は10-15分の短いミーティングとかも気軽にできて、そういう意味では効率はあがったと思いますね。
CRHの働き方はどうなっていくのか?
天の声:
オフライン・オンラインのような、対立するとされてきた2つのベクトルがが融合していくことがwithコロナ・ニューノーマルの時代の特徴になってくると考えています。
そうした二項対立がある場を起点として、いろんな“間”が作られていって、その“間”との距離感が企業カルチャーに反映されていくのではないかと感じるのですが、藤井さんが着目していきたい二項対立はありますか?
藤井:
コロナ下の働き方において、一番いいなぁと思っているのが、家族との距離感がすごく近くなったことです。
今までは、会社に来て仕事して、その間は家族が何をしているかってわからなかったけど、今は、すぐドアの向こうに家族がいて、すぐ相談できる。
さらに、朝会社に行く時間がなくなったから時間的な効率もあるし、満員電車に乗らなくなったから、ネガティブな要素が一気になくなったので、凄く幸福感が増した、と朝散歩しているときに感じましたね。
そのような意味では、メンタルという部分は変わってくるだろうし、逆に個人で暮らす人たちの関係性づくりをどうしたらいいかは話し合っていかないといけないですし、そうした関係性を築いていくことがカルチャーの一つになっていくのかなと思います。
藤井(右)も上野(左)もそれぞれの方法でリモートワークに対処しているようです。
天の声:
上野さんも3人のお子様を育てながらバリバリお仕事なさってますけど、“間”の取り方が変わってきた実感はありますか?
上野:
藤井さんが仰った内容のほかに、メンタルとフィジカルの部分では、通勤で動かざるを得なかったことが無くなったり、仕事の始め方も、朝起きたらついパソコンのスイッチを入れてしまったりとか、(私生活と仕事の)バランスが取りにくいなぁと...
上手くコントロール出来ないと、バランスを崩しがちなのかなと、1つリスクとして感じています。
天の声:
スイッチの入れ方は確かに問題になったりしますよね。CRHではもともと働き方が柔軟なので、社員はうまくバランスをとりながらやっているようにも思いますが・・・・。
今後は、 オンラインとオフラインではなく、「ライン」のどこにいるのか?どこに「間」をつくるかが重要であり、 全てがCRHのタイムラインになっていきます。各々のタイムラインで、自分が今どの「場」にいるべきなのか? 事業状況や個人が置かれている状況でも違ってくると思います。そして、 様々な「2極点」のタイムラインにおける「場」が、企業の文化になり、企業の「色」となる。不確かな中では、まず動くしかなく、イナクトメントが起こる。社員が環境に行動を持って働きかけることで、自ら納得する機会を創出するということが出てきます。そうなると、この先が見えない状況下では、これまで以上にセンスメイキングが重要になりますね。
PANGEAの新しい在り方って?
天の声:
CRHで働いている人各々が集まって、色々な環境に解釈を与えることで形作られていく、そんな時代になるんじゃないかと思っているし、CRHのうりになるんじゃないかなと思います。
ただ、それが散らかっているとただの個人事業主の集まりになってしまうので、会社の背景を分かったうえで、メンバーもステークホルダーに働きかけて新しいCRHになり、競争優位性になっていくと思います。
そんな中で、新しいPANGEAの在り方は、様々なタイムラインが交錯する空間というよりは、場そのものになってくると思います。
タイムラインが交錯するという意味では、slackはPANGEAといってもおかしくないというか...(笑)
藤井:
そうですね、タイムラインという概念もそこから来ると思いますし、チームごとのチャンネルもタイムラインだったりするし...
天の声:
そうですね、でも、slackをPANGEAって呼びましょうって言ったら大ブーイング食らうと思う(笑)意味わかんないよ!って...
一同:
(爆笑)
天の声:
様々なタイムラインが交錯する、CROSSROADとしてのPANGEAは新しい場となるように考えていきたいですし、CRHそういう場を提供できる会社だと、胸を張って言っていきたいですね。
リモートワークの時代にこそ、PANGEAに込められたメッセージはますます重要になってくるかも?
天の声:
Beyond the Borderできる場所として、価値提供していきたいなという風に感じます。
今後もPANGEAは新しい形として残っていくということで、ここまでCRHの過去から語ってきて、感想はいかがですか?
藤井:
今後も色々な方に参加して頂きながら、過去から未来がどう変わっていくのかっていうのをみんなで話し合いながら、伝えていけるのはいいんじゃないかなぁと思います。
特に大事なのはタイムラインで、イケてる企業ほどタイムラインの流れが早いと思うんですよ。Slackのタイムラインも、毎日毎日新しい投稿が来るように、その場についていくことも大事なスキルになってくると思いますし、そういう情報を吸収して、新しいことに活かす、そうできる場づくりを続けていきたいと思いましたね。
「天の声」こと大里(左)も含めた3ショット。3人とも、ありがとうございました!
≫次回のCRH_PANGEA_STATIONもお楽しみに!