提供サービスをオブジェクト管理することで、契約内容や利用状況をCRMに反映。顧客理解を深め、解約防止やLTV向上につながる長期的な関係構築を支援します。
① 機能説明
サービスオブジェクトの活用とは
- 標準機能(コンタクトや会社、取引など)の枠を超え、顧客が現在契約・利用している個別の「提供サービス」や「契約プラン」を独自のオブジェクトとしてHubSpot内に定義・構造化して管理する手法です。
- 1つの会社やコンタクトに対して、複数のサービス利用ステータス、利用開始日・更新日、アカウント数、利用ログなどの詳細データを1対多、またはN対N(多対多)のリレーションで柔軟に紐付けることができます。
- 契約・利用状況のデータをCRM上で一元管理することで、カスタマーサクセスやサポート部門が常に最新の顧客状況を把握でき、解約防止(チャーンレート低減)やLTV向上に向けた的確なアクションを可能にします。
活用シーン
- サブスクリプションモデルやSaaSビジネスにおいて、顧客ごとに提供している「アクティブな契約サービス」や「現在の利用プラン・ライセンス数」を営業担当者やカスタマーサクセス間でシームレスに共有したいとき
- サービスの契約更新日や満了日をシステム的に追跡し、更新時期の3ヶ月前や1ヶ月前に担当営業へアップセル・クロスセルの提案タスクを自動で割り当てたいとき
- 顧客が利用している複数のプロダクトやサービスのうち、特定のオプションが未導入の顧客リストを瞬時に抽出(セグメント化)し、ターゲティング精度の高いマーケティングキャンペーンを展開したいとき
他ツールとの連携機能
- 自社の基幹システム(ERP)、契約管理システム、または独自開発したプロダクトの利用ログデータベース(AWSやBigQueryなど)とHubSpotのカスタムオブジェクトAPIを介して接続し、サービス利用状況データをリアルタイムまたは定期バッチで自動同期できます。
- Stripeなどの決済・請求管理プラットフォームと連携させることで、支払いステータスや請求額の変動をHubSpotのサービスオブジェクトへ正確にマッピングし、未払い時の自動アラートやプラン変更に伴うデータ更新を自動化できます。
② 支援概要
クリエイティブホープでは、サービスオブジェクトの活用の効果を最大化し、マーケティングや営業活動をスムーズに行うための導入・活用支援を行います。
ビジネスモデルに最適化したサービスデータモデリングおよびリレーション設計
貴社が提供しているサービス体系や契約形態、カスタマーサクセス活動において管理すべき重要KPIを詳細にヒアリングし、HubSpot内で扱うべき最適なデータ構造を定義します。標準機能だけでは表現できない「契約サービス」独自のプロパティを抽出し、会社やコンタクト、取引などの標準オブジェクトとどのように関連付けるべきか、将来のサービス拡張にも耐えうる洗練されたデータモデルを設計します。
外部システムとのデータ連携構築およびシステム実装代行
設計したデータモデルに基づき、社内の基幹データベースや外部の契約管理ツールとHubSpotを安全に接続するためのシステム連携を技術的にサポートします。APIを活用したデータ同期ロジックを確実に実装し、契約内容の変更や利用状況のアップデートがタイムラグなしでHubSpotのサービスオブジェクトへ自動反映される仕組みを構築することで、手作業による転記工数を完全に排除したクリーンなシステム環境を形にします。
サービスデータを活かした自動化シナリオ構築と全社定着化支援
統合されたサービス利用データを単に蓄積するだけでなく、実際のLTV向上につなげるためのマーケティング・営業自動化施策への落とし込みを支援します。サービス更新日を起点とした自動リマインドメールの配信フローや、顧客の利用率低下を検知した際のアラート通知ワークフローを構築するほか、現場のメンバーが新しいオブジェクトを使いこなせるよう専用マニュアルの作成や勉強会を通じて運用の定着化を伴走サポートします。
③ よくあるご質問
Q. サービスオブジェクトを利用するために、HubSpot側で必要なライセンスプランは何ですか?
A. 独自の契約内容や利用状況をオブジェクトとして構築し、標準オブジェクトと柔軟に関連付けて活用する場合、SalesHubのプロプランにカスタムオブジェクトとして搭載されています。
Q. 1つの会社で複数のサービスを契約している場合、個別にステータス(契約中、解約済など)を管理できますか?
A. はい、可能です。会社レコードに対して複数のサービスオブジェクトのレコードを「1対多」の関係で紐付ける設計を行います。これにより、サービスAは「契約中」、サービスBは「解約済」といったように、プロダクトごとの詳細な利用ライフサイクルを1つの画面で明確に区別して一元管理できます。
Q. サービスの利用状況(ログイン頻度など)が低下した顧客を自動でリスト化し、カスタマーサクセスへ通知することは可能ですか?
A. はい、対応しています。外部のプロダクトログから同期された「最終ログイン日」や「利用率」などのプロパティをトリガー条件として設定し、一定基準を下回った顧客を動的リストに自動抽出できます。さらに、担当のカスタマーサクセスへSlackやHubSpot上で自動的にタスクを生成・通知するヘルススコア運用の仕組みも構築可能です。
Q. 過去にExcelや別システムで管理していた大量のサービス契約履歴を、新しいオブジェクトへ移行できますか?
A. はい、移行可能です。現在お使いの管理表や旧システムからデータをCSV形式等でエクスポートし、新しく構築したHubSpotのサービスオブジェクトのデータ構造や関連付けのルールに合わせて正確にマッピングした上で一括インポートするデータ移行実務を弊社にて安全に代行いたします。