「頑張っています」の前に、スピードを測る
こんにちは。
50人の会社から、社会にちょっと良いインパクトを残したい、藤井です。
戦国時代の逸話に、北条氏康と氏政の「汁かけ飯」の話がある。
ある日、息子の氏政が食事をしていた。
ご飯に汁をかけたが、足りずにもう一度つぎ足した。
それを見た父の氏康は、深くため息をついたという。
「毎日食べている飯なのに、必要な汁の量が一度で見極められないとは」
氏康は、息子の見通しの甘さに北条家の未来を憂いた。
一見、厳しい親の小言のようにも思える。
この「見極める力」は、現代の私たちにとっても耳が痛い話ではないだろうか。
この感覚は、ビジネスにおける目標達成のプロセスによく似ている。
ビジネスパーソンなら誰しも、目標を持っているはずだ。
短期的、あるいは中長期的なものまで様々だろう。
その目標に向かうとき、アプローチは人それぞれでいい。
じっくり準備をしてから動くやり方。
あるいは、走りながら改善していくやり方。 どちらのやり方であっても、間違いではない。
しかし、決定的に重要なのは「ただしく計測」することだ。
特に、動き出した直後の初速を見極める必要がある。
現代のビジネスパーソンが陥りがちな罠がある。
それは、目標までの「距離」と、自分の「スピード」を計っていないことだ。
マネジメントの現場で、こんな光景をよく目にする。
「今、これだけ頑張っています」
「こんなにたくさんのタスクを実行しています」
行動していることや、今の自分の頑張り自体をアピールしてしまうのだ。
しかし、大切なのは実態である。
今のスピードのまま、残された時間を進んだらどこに辿り着くか。 その予測と、本当の目標との間にどれだけの差分があるだろうか。
勘が良い人は、仮説の段階でこの予測をしている。
そもそも自分のスピードや残りの時間を認識していないのは、かなり危うい。
今の延長線上で、目的地に到達できるかどうかが分からないからだ。
もし目標との間に大きな乖離があるなら、うだうだしている場合ではない。
今と同じことを続けていても、未来は変わらない。これは事実。
すぐに定量的に状況を把握し、次の一手を打つ必要がある。
- 手段を駆使してショートカットする
- 目的地に向かうことだけに時間を集中させる
- 今持っているアセットやリソースを見直す
大切なのは、目標につながる行動へ時間配分をガラリと変えることだ。
汁の量を一度で見極めるように。
私たちは、常に現在地と目的地を正しく把握し続ける必要がある。
目標に向けて、残された時間を使い切ること。
そのために、今のスピードと距離から目を背けてはいけない。
一歩立ち止まって、数字を見つめ直してみる。
それだけで、明日からの時間の使い方が変わるはずだ。
目標達成には、準備と改善、そして距離とスピードの掛け算が欠かせない。
日々、アップデート。
自分の歩幅で、進んでいこう。
クリエイティブホープ 藤井