「私は〇〇だから」というラベルが、組織の成長を止めてしまう理由

「私は〇〇だから」というラベルが、組織の成長を止めてしまう理由

こんにちは。
50人の会社から、社会にちょっと良いインパクトを残したい、藤井です。

先日、友人が夫婦の家事分担についてこぼしていた。

「夫はゴミ捨て担当なんだけど、本当に『捨てる』しかしないんだよ」

聞けば、家中のゴミ箱からゴミを集め、袋を縛り、新しい袋をセットするのは友人の役目らしい。 夫は玄関に置かれた袋を、ただ集積所へ運んでいくだけだという。

彼の中では「ゴミ捨て=袋を運ぶ作業」という定義になっているのだろう。 決して悪気はないはずだ。

ただ、「ゴミ捨て担当」という名前(ラベル)がついたことで、彼の視野と責任範囲がそこで止まってしまったのだ。

本当の目的は「家の中を清潔に保つこと」のはずなのに。

この話を聞いて、経営や組織の現場でも全く同じことが起きていると思った。 会社の中にも、たくさんの「名前」がある。

・ディレクター ・デザイナー ・エンジニア

かつて私たちの社内でも、こんな光景がよく見られた。

「私はデザイナーだから、デザインを作るところまでが仕事です」 「方針の決定やクライアントとの調整は、コンサルチームの役割ですよね」

自分の役割を「〇〇だから」という名前で定義し、そこに明確な線を引いてしまう。 その結果、何が起きるか。

名前と名前の隙間に落ちたタスクや、誰も想定していなかった事態に対して、責任が不在になってしまうのだ。

現在、私たちは組織の中から「コンサルタント」という役職をなくした。
「コンサルチーム」という部署も存在しない。

もっと言えば、ディレクターやデザイナーという枠組みの壁も、極力取り払っている。
なぜか。

VUCAと呼ばれる正解のない時代において、言われたものを作るだけの仕事には限界があるからだ。

クライアント自身も気づいていない「潜在課題」を見つけ出し、アプローチしていく。 そこにこそ、今のビジネスの価値がある。

・問題を整理し、課題を見立てる。
・要件を定義し、解決策を設計・実装する。

これらは決して、コンサルタントと呼ばれるような一部の人の専売特許ではない。 全員が持つべき「コンサルティングスキル」という名の、ベーシックスキルなのだ。

私たちは自らを、ベンダーとクライアントの間に立つ「先導者・分解者・翻訳者」だと定義している。

プロジェクトを失敗させず、正しい発注を支援し、データを活用して事業成長に導く。これに応えることこそが私たちの提供する価値であり、社員一人ひとりの役割だ。

役職や職種という静的な地図の上で、自分の陣地だけを守っていてもプロジェクトは前へ進まない。大切なのは、顧客の成功というゴールに向けて、共に「道」を歩き、泥臭くプロセスを進めることだ。

現代のビジネスパーソンは、つい自分に立派な名前(ラベル)を貼りたくなる。

しかし、本当に成果を左右するのは、名刺に書かれた肩書きではない。目の前の課題に対して、自分がどう動き、どう解決に導くかという「実態」だ。

今日、あなたに与えられている仕事。

それは自分の「責任範囲」を守るための作業だろうか。
それとも、ゴールに向けてプロセスを前に進めるための行動だろうか。

一歩立ち止まって、自分の「役割」を問い直してみる。
それだけで、明日からの仕事の景色が少し変わるはずだ。

われわれのvisionは、BEYOND the BORDER
社会の“Border”を超えて未来を創る
コンサルティング&テクノロジーカンパニー


その価値を提供できているのか?改めて問いたい。

日々、アップデート。
自分の歩幅で、進んでいこう。

クリエイティブホープ 藤井