デジタル施策、本当に現場で活かせていますか? スタジアムやアリーナに集まるファンを、もっと楽しませたい。 来場前後の行動データを活用して、リピートにつなげたい。...
LINEを活用したライブでのファンづくりに効果的なデジタル施策5選
ファンがもっと笑顔になるイベント体験を。
ファンにもっと楽しんでもらえるイベントをつくりたい。
来場前後の行動データを活かして、次回公演の集客やファン化につなげたい。
多くの主催者がそんな想いを抱えています。
しかし現場では
・運営の工数が限られていて、新しい企画に手を広げにくい
・紙配布や現場抽選は手間がかかり、集計も大きな負担になる
・SNSで盛り上がっても、次の来場にはなかなか結びつかない
といった「施策の壁」に悩むケースも少なくありません。
そこで今、注目を集めているのが、「LINE」を活用したファン参加型のデジタル施策です。
たとえば
・来場前に推しメンの写真入りフォトフレームで“ライブ準備”
・会場内でスタンプを集めて、ガチャや抽選に参加
・終演後にLINEから感想を投稿して、次回告知へスムーズ誘導
など、全てをLINE上で完結できるので、現場負荷を最小限に、ファン体験は最大化できます。
本記事では、音楽ライブやアイドルイベントなどで実際に導入されている「LINE×デジタル施策」の事例をもとに、ちゃんと効果が出るイベント施策のつくり方を紹介します。
なぜ今、集客型イベントにLINE活用が注目されるのか
LINEは「国内での圧倒的な普及率」「一貫した体験設計」「継続的なファン化の実現」ができるチャネルだからです。
来場前〜当日〜事後までフォローできるLINEの強み
LINEは日本国内で最も高い普及率を誇るSNSアプリであり、イベント参加者との継続的な関係性構築に最適なチャネルです。
LINEを活用することで、当日のデジタル施策による企画、事後のフォローアップ配信まで一貫した体験を設計できます。
ワンツーワンのメッセージングにより、参加者との関係を深め、再来場やEC誘導にも繋がります。
オフラインイベント×デジタル施策の融合がもたらす体験価値
紙のスタンプカードやチラシに代わるデジタル施策の導入で、運営効率と参加者の利便性が大きく向上します。
QRコードを使った非接触参加やLINE上での即時抽選・記念撮影体験など、参加者にとっても魅力的な体験が提供可能です。
体験の「記憶に残る価値」を提供することで、SNSでのシェアや口コミも自然と広がる好循環を生み出します。
つながり続けるイベントが選ばれる時代へ
イベント後に関係が途切れてしまう従来の接点設計では、継続的なファン化や顧客生涯価値向上につなげるのは困難です。
LINE上でのアンケート配信やフォト特典のリマインド施策を通じて、自然に再接点をつくりながら参加者との関係を維持できます。
データ取得と配信を一体化させることで、次回イベントへの誘導やEC販促など、継続的なマーケティングが可能になります。
デジタル施策の種類と特長
デジタルガチャ
デジタルガチャは、スマホから手軽に抽選体験が可能な施策です。
イベント前や来場時のインセンティブとして活用されており、景品と連動させることでファンの参加意欲を引き出せます。
【ライブイベント活用方法】
デジタルフォトフレーム
デジタルフォトフレームは、ファンが自撮りをライブビジュアルやメンバーカラー、ロゴ入りフレームで装飾できる仕組みです。
スマホから簡単に利用でき、会場の熱気や推しへの想いをSNSで拡散できる導線も設計可能。
ライブ当日の記念撮影ツールとしてはもちろん、「推し活」の共有体験を行うことができます。
【スポーツイベント活用方法】
デジタルスタンプラリー
会場内の複数のスポットを巡るスタンプラリーをデジタルで実現できる施策です。
QRコードやGPSを活用することで非接触での実施が可能になり、会場回遊の促進やブース滞在時間の向上に貢献します。
【スポーツイベント活用方法】
現場を盛り上げたデジタル施策の成功事例5選
デジタルフォトフレーム施策
①BEGIN 35周年記念公演:AR/リアルフォトフレーム
■施策概要
BEGINのデビュー35周年記念ライブ(大阪城ホール・日本武道館)において、AR Webフォトフレームと会場設置型フォトブース を導入。来場者はその場で撮影し、持ち帰りできるメッセージ付きプリントとして思い出を形にできる仕組みを提供しました。非来場者にもオンラインでAR撮影を楽しめる体験を展開。
■特徴・効果
・思いを伝える写真体験 撮影した写真をプリントし、1枚はファンが持ち帰り、もう1枚にはメッセージを添えてアーティストへ届ける仕組み。
・会場外へのリーチ Web経由でARフォトフレームを使えるため、遠方のファンも“参加した気持ち”を得られる。
・ファン体験の拡張と満足度向上 会場では行列ができ、親子三世代まで幅広い層が参加。アーティストにも想いが直接届き、喜ばれた。
■注目すべきポイント
・ファンの想いを残せるメッセージ付きフォト 写真にメッセージ記入シートを添えることで、記録にとどまらずファンの想いをアーティストへ届ける体験を実現。
・オンラインでも参加できるハイブリッド設計 会場体験に加えWeb ARを導入し、現地に来られないファンにも同じ体験を広げた。
・SNSで自然に拡散される仕掛け 特別感あるデザインで「かわいく撮れた」と投稿したくなる文化を生み、ファン主導の拡散が活性化。
出典: DNPビジネス事例サイト「BEGIN デビュー35周年記念ライブ」
② King & Prince:ファン記念フォト施策
■施策概要
King & Princeのシングル「Chameleon」発売を記念し、全国7店舗のCDショップにARフォトフレームを設置。店頭の告知ポスターに記載のQRコードを読み込むと、ランダム2種類のARフレームが表示され、推しと撮影できる体験を提供しました。
■特徴・効果
・全9会場それぞれに異なるキャラクターデザイン 各会場でデザインが異なるフォトフレームを用意することで、現地ごとの特別感とコレクション性を創出しています。
・GPS連携による会場限定体験 ライブ会場のエリア内にいる人だけが楽しめるAR体験として設定されており、現地来場者への限定感を強めています。
・写真投稿を通じたファン共有の場を創出 ハッシュタグ付き投稿が公式ページに掲載され、ファン同士で思い出を共有できる仕組み。
■注目すべきポイント
・会場ごとに違うデザイン=旅して集めたくなる楽しさ 会場ごとに異なるキャラクターで、コレクション欲を刺激する仕掛け。
・GPSで限定されるその瞬間限定の体験価値 会場に行かなければ体験できないという制約が、逆に行った人だけが享受できる特別な演出につながっています。
・リアルとデジタルを繋ぐ進化型参加共有 撮影から投稿・掲載までを通じて、ファン同士がつながる場を生み出し、オンライン体験を深めている。
出典: 「Re:ERA」デジタルリリース記念 ライブ会場限定ARフォトフレーム企画
デジタルスタンプラリー施策
③ くるり:ライブハウスツアー・ボイス付きスタンプラリー
■施策概要
くるりの全国ライブハウスツアーにおいて、当日公演ページでQR取得なしのスタンプ押印が可能な仕組みを提供。スタンプを10個以上集めると、くるりからのショートボイスメッセージを聴取可能で、豪華プレゼントへの抽選エントリーも付き。会員は全公演に参加でき、公演後もスタンプシートで確認可能です。
■特徴・効果
・思い出の音を届ける体験 スタンプ取得でくるりのショートメッセージボイスが聴け、ファンとの心のつながりが強化。
・回遊型の動機づけ 複数の公演に参加したくなる仕掛けになっており、ツアー全体の参加率・熱量向上につながる。
・段階的インセンティブによるモチベーション設計 特典が段階的にランクアップする仕組みで「次の特典を目指したい」という収集意欲が高まり、継続的な参加を促進する。
■注目すべきポイント
・会場ボイス付きスタンプ収集 会場ごとのメンバー音声で臨場感あるデジタル体験を提供。
・全会場コンプ要素 ツアー23公演すべてが対象になっており、「全部集めたい」というファンの収集欲を刺激。
・公式お土産演出 メンバー選定のお土産特典で現地・オンライン双方の満足度を向上。
出典:純情息子 公式サイト「LIVE HOUSE TOUR 2024 スタンプラリー」
④ Mrs. GREEN APPLE:LINE&リアル回遊を組み合わせたスタンプラリー
■施策概要
ミッション型のスタンプラリーをLINEで展開。
・MISSION 1(WEB上):動画視聴やクイズ、Instagramのパスワード発見によりスタンプ取得。 ・MISSION 2(原宿エリア):GPSチェックインでスタンプ取得(2件スポット)。
全ミッションクリアで抽選応募。
■特徴・効果
・オンラインとリアルの融合体験 スマホで自宅時にも参加でき、原宿のリアル巡回でも体験可能。
・ファン参加の多様性と柔軟性 動画視聴・クイズ・Instagram探索など多様な参加導線を用意し、飽きずに楽しめる設計。
・抽選特典付きでエンゲージメントを高める 限定ワッペンやポストカードなど、ファン心理に響く報酬設計。
■注目すべきポイント
・原宿全域を巡るエリア体験 全国参加型と原宿限定ミッションを用意し、街歩きと発見を融合させたデジタル体験。
・音楽と街の一体化演出 広告ジャックやBGM演出で、原宿全体をMrs. GREEN APPLEの世界観に染める没入感を実現。
・ゲーミフィケーション設計 スタンプ数に応じて抽選特典が用意され、収集欲と来場動機を高める仕組み。
出典: Mrs. GREEN APPLE「LANDMARK IN HARAJUKU」スタンプラリー特設サイト
デジタルガチャ施策
⑤泡沫パーティーズ:オンラインガチャ連動ライブ
■施策概要
アイドルグループ「泡沫パーティーズ」の結成4周年ライブ(Zepp Shinjuku)と連動し、オンラインガチャ企画を実施。
現地に行けないファンも参加可能な“オンライン参加型イベント”として展開されました。
■特徴・効果
・ライブ連動の特別仕様オンラインガチャ
4周年記念ライブの写真やビジュアルを用いたグッズを景品化し、ファンが「ライブの記憶を持ち帰れる」仕組みになっている。
・オンライン完結で全国から参加可能
会場に来られなかったファンもオンラインでガチャを楽しめるため、物理的制約を超えて参加体験を提供。
・購入体験のエンタメ化
単なる物販ではなく「ガチャを回すワクワク感」を組み込み、参加そのものがエンターテインメントになる設計。
■注目すべきポイント
・ライブの思い出をそのまま景品化
4周年ライブのオリジナルグッズを景品化し、ファンが「ライブ体験を形として持ち帰れる」点が特別
・リアル×オンラインの一体感
会場とオンラインをつなぎ、現地参加できなかったファンも同じガチャ施策に参加できる仕組み。
・即完売で熱量を可視化
1,000個以上が翌日完売し、ファンの強い購買意欲と熱狂を“数字”で示した成功モデルとなった。
出典: 泡沫パーティーズ
デジタル施策別に見る効果と工夫のまとめ
ガチャ施策|その場でワクワク、自然なLINE登録導線に
効果①:LINE登録率の向上
ガチャ参加条件としてLINE友だち追加を設定することで、自然かつ高確率での登録促進が可能になります。
従来の「手渡しチラシでのお願い」よりも心理的ハードルが低く、ユーザーも楽しみながら登録に至る流れを作れます。
効果②:体験満足度の向上
「何が当たるかわからない」ワクワク感はイベント来場者の感情を動かし、参加体験の印象を強く残す効果があります。
ガチャ後に表示される特典やフォロー導線も設計でき、再来場・EC誘導にも貢献。
成功のポイント
・LINE上で完結するため運営負荷が低い
・賞品パターンの設計で参加者の属性に応じた動線が作れる
・SNS拡散も狙える演出が可能(例:当選画面スクショ投稿など)
フォト施策|思い出を拡散するファンエンゲージメント
効果①:体験満足度・SNS投稿率の向上
会場でのフォトフレーム体験は「推し活」や「記念化ニーズ」に直結し、自然に撮影・投稿を誘発します。
ライブ後にも写真が残るため、体験の記憶化・共有が促進されます。
効果②:アンケート回答率の向上
撮影後の流れでアンケート導線を設計すると、体験の高揚感が残る状態での反応が得られやすく、回収率も高いという利点があります。
成功のポイント
・LINE上で写真を撮ってそのまま保存・投稿できる
・チーム・アーティストロゴやライブ日付入りなど、デザインで世界観訴求
・イベント後も拡散効果が続く「バズり型施策」
スタンプラリー施策|回遊促進×登録導線の両立
効果①:回遊率・ブース立ち寄り率の向上
QRスタンプラリー形式により、来場者はゲーム感覚で会場内を周遊。各ポイントを訪問させる導線を設計できるため、エリアごとの偏りをなくし、満遍ない回遊促進に繋がります。
効果②:LINE登録・再来場促進への応用
参加条件にLINE追加を設けたり、特典受け取りを登録完了後に設定することで、確実な友だち獲得につながります。
また、回遊履歴を使って来場後のフォロー施策にも展開可能です。
成功のポイント
・紙台紙と違い、運営側の集計・運用負荷が少ない
・来場前に楽しめる予習型ラリーや、ステージ別・感想投稿型ラリーなど、多様な形式に設計可能
・獲得ログデータを活用したデータマーケティングも実施しやすい
実現のカギは、LINE de イベント+にあります。
ここまでご紹介したように、フォトフレーム・スタンプラリー・デジタルガチャといった施策は、
ファンを盛り上げ、会場の一体感を高めるとともに、次回集客や継続的な関係づくりに直結する有効な仕掛けです。
オフラインの熱量とデジタルの利便性をかけ合わせることで、
「記憶に残る体験」と「継続的なファンとのつながり」を両立できる時代になりました。
では、貴社のイベントにもこうした「LINEを活用した体験設計」を取り入れてみませんか?
来場前から当日、そして事後フォローまで、ファンとの接点を一貫してデザインすることで、
イベントの価値はさらに広がります。
ファンとの接点を強化し、参加満足度とリピート率を高める
そんなイベント運営を、LINE上で手軽に実現できるのが「LINE de イベント+」です。
スタンプラリー、フォトフレーム、デジタルガチャなどを自由に組み合わせ、
来場前・来場中・来場後すべてのタッチポイントでデジタル施策を展開できます。
・LINEだけで完結。非接触・スムーズな導入が可能
・自社運用もOK。導入後も柔軟に施策を拡張
・自由度が高く成果につながる施策の実現
「LINE de イベント+」は、
LINEヤフー認定のテクノロジーパートナーである株式会社クリエイティブホープが独自に開発・提供するサービスです。
単なる施策実行にとどまらず、企画の幅を広げられる柔軟性を持ち、登録率の向上・拡散促進・リピート強化に直結する設計がされています。
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