Nov 21, 2025 8:47:18 AM

アンケートでデータを資産化。IT・ソフトウェア企業におけるHubSpotでの精度の高いセグメント施策実現

導入企業：IT・ソフトウェアのお客様

導入前の課題

IT・ソフトウェア業界の企業様では、見込顧客に対する精度の高いセグメンテーションとCRM施策の実施を目指していましたが、既存の顧客データだけでは、その目標を達成することが難しい状況でした。

セグメント精度の低迷: 実施したいセグメントの要件は決まっているものの、それを実行するための必要なデータが不足しており、施策の企画が停滞していました。
データ収集方法の模索: 不足しているデータを取得する必要性は理解していたものの、顧客体験やCVR（コンバージョン率）に影響を与えない範囲で、どのように顧客状況をヒアリングし、データを収集すべきかという方法論に悩みを抱えていました。

株式会社クリエイティブホープは、お客様がMarketing Hub Enterpriseを契約している点に着目し、ServiceHubの契約がない状態でもデータ収集を可能にする「アンケート」カスタムオブジェクトの活用をご提案しました。

この提案は、アンケート回答データを上書きすることなく継続的に蓄積し、セグメント施策に活用できる「データ資産化」の基盤構築を目的としました。

具体的な支援内容：

アンケートCRM施策の企画: 顧客の検討度やアクションに応じ、顧客体験を損なわない範囲でヒアリングを行うアンケート施策を企画しました。
データ項目の精査: マーケティング施策および営業のアクションに繋がるデータ項目の精査を行い、実施策に向けたアドバイザリーを提供しました。
カスタムオブジェクトでの設計: 擬似的なアンケートフォームを作成し、「アンケート」カスタムオブジェクトで回答データを管理する環境を設計・設定しました。

カスタムオブジェクトを活用したアンケート環境を構築したことで、顧客から必要なインサイトを収集できる仕組みが確立し、今後のCRM施策の精度向上に大きく貢献する土台が整備されました。

データの上書き防止と資産化: 定期的なアンケートやイベント満足度調査など、同様の設問を何度質問してもデータが上書きされることなく、回答履歴をすべてデータとして資産化できる環境を構築できました。
精度の高いセグメント実施: 取得したアンケートデータを基に、顧客の検討度や状況を深く反映したセグメントの実施が可能になりました。
CRM施策への活用: 現在は、収集したデータを基に、セグメントを用いた具体的なCRM施策（メール、広告、営業アクションなど）について、企画と設計が進められており、CVR改善に向けた活動が本格化しています。