コンテンツまでスキップ

ServiceHubで実現するヘルプデスク運用  ― 現場で「回る」サポート体制の作り方 ―

ServiceHubで実現するヘルプデスク運用

 

※本記事は、
第1回「ServiceHubを『問い合わせ管理』で終わらせない設計方法」
第2回「CRHが実践するカスタマーサポート設計・実装の考え方」
第3回「ナレッジを“業務フローの一部”として設計する方法」の続編です。

前回までは、ServiceHubをチケット中心に設計し、ナレッジベースと設計思想を連携させながら、問い合わせ対応を一元管理する業務基盤の構築方法について解説しました。
第4回となる本記事では、その設計を実際の運用に落とし込み、ヘルプデスクの対応現場においてどのように機能させるか、具体的な運用イメージとともに解説します。

チケットやナレッジベースを設計しただけでは、サポート体制は機能しません。重要なのは、それらを日々の対応業務の中でどのように活用し、チームとして“回る状態”をつくるかです。

CRHでは、サポート専用の対応画面を中心に、社内確認・ナレッジ参照・AIによる返信作成までを一連の業務フローとして統合し、属人化しないヘルプデスク運用を実現します。

屏幕截图 2026-04-03 185121

一覧ページで「全体」を把握する

ヘルプデスクにおいて業務が楽になるポイントは、まず全体の状況を瞬時に把握できることです。

ServiceHubの一覧ページでは、
・現在対応中のチケット
・ステータス別の件数
・担当者別の割り当て状況
などを一画面で確認できます。

CRHの支援では、この一覧画面を「単なる表示画面」として扱いません。
チームが毎日必ず見るダッシュボードとして業務フローを設計します。

どのステータスに滞留が発生しているのか。
誰に対応が集中しているのか。
SLAに対して遅延が起きていないか。

こうした情報を一覧で把握できることが、安定運用の第一歩です。

詳細ページで「判断」を支援する

一覧ページで全体を把握した後、担当者は詳細ページで個別対応を行います。
CRHが重視しているのは、この詳細画面が“判断を支援する設計”になっているかどうかです。
チケット画面では、顧客の基本情報(CRM情報)、過去の対応履歴、関連チケット、ナレッジ参照履歴などを一元的に確認できます。
情報が分断されていると、担当者は都度確認のために画面を行き来する必要があります。
しかし、情報が統合されていれば、判断のスピードと質は大きく向上します。

メモ機能でチーム内連携を可視化する

ヘルプデスク運用では、顧客対応だけでなく、社内確認やチーム内での相談が頻繁に発生します。
ServiceHubのメモ機能を活用することで、やり取りをチケット内に集約できます。メールやチャットツールに分散させるのではなく、チケット内で履歴として残すことで、
・誰が何を確認したのか?
・どのような判断が行われたのか?
・なぜその対応になったのか?
が後から追える状態になります。

これは属人化防止だけでなく、ナレッジ化や業務改善の材料としても機能します。

またヘルプデスクとSlackとを連携することで、Slack内でのやり取りをそのまま社内メモ履歴として反映させることもできます。

ヘルプデスクを常に見ていない、社内の関係者とのやり取りも自動で一元化できるのは大きなメリットです。

AIによる返信作成で初動を安定させる

近年のServiceHubでは、AIを活用した返信文作成機能も利用可能です。CRHでは、この機能を「人を置き換えるもの」としては捉えていません。
あくまで、初動の安定化と品質の均一化を支援するものとして活用します。
たとえば、定型的な問い合わせへの一次回答案作成、トーンの統一、過去履歴を踏まえた要約生成といった場面で活用することで、担当者の負荷を軽減します。
最終判断と調整は人が行う。しかしゼロから書き始める必要がなくなることで、対応スピードは確実に向上します。

AIによる履歴概要で状況把握を高速化する

対応履歴が長くなると、過去のやり取りをすべて読み返すのは大きな負担になります。
AIによる履歴要約機能を活用すれば、これまでの経緯を短時間で把握できます。
特に、担当者が交代した場合、エスカレーションが発生した場合、長期対応案件の場合、において、その効果は顕著です。
重要なのは、AIを単体機能として使うのではなく、チケット運用の流れの中に組み込むことです。

AIによる履歴概要で状況把握を高速化する

ヘルプデスク運用において目指すべきなのは、単なる効率化ではありません。
誰が担当しても、一定の品質で、一定のスピードで、対応できる状態を作ること。
そのために、一覧で全体を把握し、詳細画面で判断を支援し、メモで連携を可視化し、AIで初動と把握を支援するという構造を整えます。

CRHの支援では、これらを個別機能としてではなく、一つの運用設計として統合します。

まとめ

第1回では設計思想を。
第2回ではチケット実装を。
第3回ではナレッジ設計を。
そして第4回では、ヘルプデスク運用の実務レベルについて解説しました。
ServiceHubは機能が豊富ですが、本質は「現場で回る構造を作れるかどうか」にあります。CRHでは、ツール導入支援ではなく、再現性のあるヘルプデスク運用設計の構築支援を行っています。

 

ウェビナーアーカイブ配信のお知らせ

1200628_HubSpot×Pickuponでつくる“スモールスタートCS”-1

HubSpotで構築するスモールカスタマーサポート体制について、CTIツールを提供するpickupon社との共催ウェビナーでお話しています。より具体的な設計方法や実装方針についてお知りになりたい方はぜひご覧ください。

HubSpotの新規導入支援・運用代行はお任せください

株式会社クリエイティブホープは10年以上にわたり、HubSpotの新規導入や運用支援を行ってきました。
企業や各部署の目標達成に向け、業務を理解した上で各企業様にとって適切な使い方や設定について、アドバイザリーを含めた代行支援で、多くのお客様にご満足いただいております。

・自社で設定をしようと思ったがうまく行かなかった
・初期設定はできたものの、運用改善がうまくいかない
・HubSpotと既存のシステムとをデータ連携させて、意思決定に役立つレポートを出したい

など、多くのご要望にお応えしてきた実績がありますので、
HubSpotの初期導入や運用に関するお困りごとがありましたら、ぜひ一度、以下のボタンよりお問い合わせ・ご相談ください。

HubSpotの導入・活用支援ならクリエイティブホープ

SolutionPartner
プラチナパートナー

HubSpotのプラチナパートナーとして多くの実績があります。HubSpot CRMの実装・移行、営業とマーケティングの連携、カスタマー サクセス トレーニング、ナレッジベース・ヘルプデスクの実装・カスタムAPI連携など多数の実績がございます。

HubSpot資格取得
所有メンバー多数

導入や運用は30名を超えるHubSpotの有資格社員の中から、ご要望やプロジェクトに合わせて適切なメンバーをアサイン。豊富な知識や経験に対してこれまでHubSpot社から「Customer First in Japan 2021」の表彰やコミュニティでの活動を表彰されています。

システム連携・開発
複雑な案件支援

社内にはエンジニアがおり、HubSpotと他システムとの連携やUI改善開発など、よりHubSpotを活用できる環境構築を支援できます。HubSpotのUIエクステンションやAPI活用だけでなく、他システムの連携を多数ご支援実績がございます。

HubSpot支援メニュー
  • purpose3
  • biz
  • integration
  • custum
  • ops2