LINEを活用したD2Cモデル確立で既存客のLTVを大幅向上(2年間でEC売上200%増を実現)
導入企業:住宅設備機器メーカーのお客様
導入前の課題
エンドユーザーデータ不足による既存客LTV施策の限界
住宅設備メーカーであるお客様は、ビジネスモデルの特性上、主に工務店やハウスメーカー(B2B)が対象となっており、その先のエンドユーザー(既存客)の情報がほとんどないという課題を抱えていました。
- LTV向上のボトルネック: エンドユーザーへの直接的なコミュニケーションが不足していたため、既存客からのアップセル・クロスセル施策が限定的となり、そこからの売上創出に苦戦していました。
- CRMデータ活用の不足: 既存客の購買後のフォローや、興味関心に合わせたパーソナライズされたアプローチを行うためのデータやチャネルが不足していました。
- D2Cモデル確立の必要性: 顧客体験の向上とLTV最大化のため、メーカーが直接エンドユーザーと繋がるD2C(Direct to Consumer)モデルの確立が求められていました。
導入ソリューション
設計からリリースまで100時間超。200種のLINEメッセージ・100種のEメールでのステップ配信
株式会社クリエイティブホープは、HubSpotのCRMデータを基盤として活用し、LINEをエンドユーザーとの直接的なコミュニケーションチャネルとするD2Cモデル確立に向けたシステム環境構築をご提案しました。
この提案は、CRMデータを活用したステップLINEメッセージ配信により、既存客のLTV(Life Time Value)を最大化することを目的としました。
具体的な支援内容:
- D2Cモデル確立に向けたシステム構築: HubSpot CRMと自社サービスである「Beeeline for Enterprise」を連携させ、メーカーが既存客・見込み客と直接コミュニケーションを行う環境を構築しました。
- CS活動に向けたLINE活用: HubSpotのCRMデータ(購入時の商品や見込客時の興味関心内容など)を基にしたセグメントを作成し、それに合わせたステップLINEメッセージのシナリオ出し分けを実施。
10種類以上のシナリオに200種のLINEメッセージ、100種のEメールを組み込み、HubSpotのワークフローで構築。設計からメッセージ作成・登録まで100時間超。見込データや属性データ、行動データ、購入製品データなど様々なデータを基に条件分岐させ、顧客に最適なタイミングで最適なアプローチが実現。 - LTV向上施策の実現: 顧客が自身の情報やECサイトにスムーズにアクセスできるよう、マイページ制作も行い、アップセル・クロスセルを促すための適切な情報設計とECへの誘導を支援しました。
導入効果
既存客からの自社EC売上200%以上増を達成し、LTVを大幅向上
HubSpot CRMとLINEを連携させたD2Cモデルが機能した結果、顧客とのエンゲージメントが深まり、LTVの大幅な向上という具体的な成果を達成しました。
- 定量的な売上貢献: 施策実行から2年間で、既存客からの自社ECの売上を200%以上増やすという、顕著な成果を上げることができました。
- LTVの大幅向上: 購入時の商品や興味関心に合わせたパーソナライズされたステップLINEメッセージの配信により、顧客体験を損なうことなく、適切な情報提供とECへの誘導を実現し、既存客のLTVを大幅に向上させました。
- D2Cモデルの確立: 顧客データがHubSpotに蓄積・活用される仕組みが構築されたことで、メーカーが直接エンドユーザーのニーズを深く理解できるようになり、D2Cモデルの確立に大きく貢献しました。
HubSpotの導入・活用支援ならクリエイティブホープ
プラチナパートナー
HubSpotのプラチナパートナーとして多くの実績があります。HubSpot CRMの実装・移行、営業とマーケティングの連携、カスタマー サクセス トレーニング、ナレッジベース・ヘルプデスクの実装・カスタムAPI連携など多数の実績がございます。
所有メンバー多数
導入や運用は30名を超えるHubSpotの有資格社員の中から、ご要望やプロジェクトに合わせて適切なメンバーをアサイン。豊富な知識や経験に対してこれまでHubSpot社から「Customer First in Japan 2021」の表彰やコミュニティでの活動を表彰されています。
複雑な案件支援
社内にはエンジニアがおり、HubSpotと他システムとの連携やUI改善開発など、よりHubSpotを活用できる環境構築を支援できます。HubSpotのUIエクステンションやAPI活用だけでなく、他システムの連携を多数ご支援実績がございます。




