声のかけやすさを第一に考えた告知設計で、紹介経由でも数百件のCV獲得!
今回は、10年以上の情報提供事業のノウハウで得た知見を活かした‘生活習慣病予防’をサポートする、医療保険者向けデジタルサービス「QUPiO Plus(クピオプラス)」を運営されるSOMPOヘルスサポート株式会社さまをお招きし、invyを用いた紹介制度を始めたきっかけや実感したメリット、今後の展望を伺いました!
本記事では、医療保険者を通して被保険者・被扶養者(企業の社員さまなど)にサービス提供をするBtoBtoEのサービスならではの、独自のリファラル活用方法をご紹介いたします。
※医療保険者とは、健康保険組合・共済組合・国民保険等のことを指します。
QUPiO Plus概要
・サービス形態:生活習慣病予防のためのデジタル会員登録制webサービス
・ビジネスモデル:BtoBtoE
医療保険者さまがQUPiO Plusを導入→医療保険者のご加入者さまにwebサービスを提供
・ユーザ
・企業の従業員・医療保険者の加入者(被保険者、被扶養者)
紹介キャンペーン概要
キャンペーン主催:QUPiO Plusを導入している医療保険者さま
(QUPiO Plusが医療保険者さまにinvyのプラットフォームを提供し、各医療保険者主体で健康行動を促進するキャンペーンを実施)
成果ポイント:QUPiO Plus会員の方の紹介を通し、お友達がデジタル上で新規会員登録をする
特典:紹介者とそのお友達に特典(ギフトやポイント等)をプレゼント
※特典内容は、ご加入の健康保険組合・共済組合・国民保険等により異なる
それでは早速、実際のインタビューの様子をお届けいたします!
BtoBtoEならではの集客チャネルとしてリファラルに注目。
UX重視のデジタル紹介フローを、最小工数でクイックに導入
Q. リファラルを施策に取り入れようと思ったきっかけは何ですか?
弊社が運営するQUPiO Plusという会員向けwebサービスは、サービスの導入先である顧客とその顧客に属しているユーザがエンドユーザとなるBtoBtoEのサービス。その中で、私たちはQUPiO Plusの新規登録者数・ログインユーザー数の増加を目標の一つにしています。
エンドユーザである被保険者・被扶養者に対する告知方法(集客方法)は限られており、健保だよりのチラシなど、あくまで医療保険者さまを通して呼びかけをするしかありませんでした。
そのため新たな施策として、エンドユーザ様同士で直接サービスを広め合っていただくリファラルを施策に取り入れたいという考えは前々からありました。
Q. リファラルの仕組みを実装する上で一番大切にしたポイントはなんですか?
1点目は、ユーザ観点です。
紹介キャンペーンを始めるにあたっては、ユーザが“いかに手間がかからず、簡単に紹介できるか”を最重要視していました。そのため、web上で簡単に紹介できることは必須でした。
2点目は、運用の観点です。
紹介で得られた“誰が誰を紹介したのか”という情報と、自社で取得できる“新規登録者”情報との紐づけが最小限の手間でできるのかどうか、特典付与の運用管理が簡単にできるのかどうかということを重視していました。
Q. 数ある方法の中で、なぜinvyを選ばれたのでしょうか?
今回のお友達紹介キャンペーンでは、QUPiO Plusの会員登録をコンバージョンポイントとしています。会員情報を紹介者(紹介する人)用のページに紐づけることで、紹介したい既存ユーザが会員番号を入力せずとも紹介できる仕組みをつくろうと考えました。
invyさんだと工数が少ない開発を実現させることができること、紹介者が「紹介するというアクション」から、「新規ユーザが紹介され新規登録をする」までの導線が分かりやすいところが魅力的でした。
Q. 自社開発という選択肢はお考えになりましたか?
あまり念頭にはなかったです。
自社開発にかかる工数と他社のサービスを用いる工数、導入のスピード感を比較したとき、既存のサービスを使用したほうが、UI/UXの観点や効率面でも良いだろうと判断しました。
「声のかけやすさ」を第一に考えた告知設計で、数百件のコンバージョンを達成!
Q. 今回ウォーキングイベントにあわせて紹介キャンペーンの告知をした背景は何ですか?
ウォーキングイベントだけではなく、弊社では多くの生活習慣改善イベントをエンドユーザに向けて提供しています。
こういったイベントを実施した場合、QUPiO Plusへのトランザクションも通常より増加します。
その傾向から「イベント実施時にQUPiO Plusに訪問してくれるユーザは、イベントの“ファン”(イベントに参加することを楽しんでいる)」であり、その“ファン”に「友達(同僚)を誘って一緒にQUPiO Plusのイベントに参加しませんか?」とご案内することで、新規登録者を増やすことができるのではと考え今回実践してみました。
Q. キャンペーンの告知はどのように行われていましたか?
まず今回は弊社の顧客のなかでも、特にトランザクションの多い5つの医療保険者さまにしぼり、トライアルとしてキャンペーンの案内をいたしました。
今回のキャンペーンの直接の主催者は各医療保険者さまになりますので、各医療保険者さまから加入企業さまに呼びかけをいただくとともに、エンドユーザであるご加入者さまに対し、QUPiO Plus内のお知らせ機能やチラシ、メールを通して告知をいたしました。
Q. 医療保険者さまごとに紹介成果の差はありますか?
医療保険者さまの特徴もあるので、一概に言えませんがあったと判断しております。
弊社内でデータを取得する仕組みがあり、どの医療保険者さま経由で紹介やコンバージョンが多くあったのかは把握しています。
傾向として、たくさん紹介していただいている医療保険者さまは日頃からもユーザ向けに利用促進を積極的に取り組んでおり、今回も告知に力をいれていただいたためよい結果につながったと考えております。
今後は紹介制度のバリエーションを増やし、リファラル施策の長期運用を目指したい
Q. 紹介施策について、今後の展望をお聞かせください。
まず今回、ウォーキングイベントと併せてのキャンペーン実施は、弊社にとってはトライアルでの施策でした。
今後は閑散期にむけて、イベントと絡めずQUPiO Plus単体でのキャンペーンも行っていきたいです。
また、医療保険者さま主体ではなく、SOMPOヘルスサポートが主催するイベントで、弊社主体でのキャンペーンなども企画したいです。
今回、キャンペーンを実施した医療保険者さまの数も限定されていましたので、もっと紹介を広く活用する余地はあるのではと思います。
ー編集後記:
この度は、大変お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。
UXや顧客体験を最大化しようという三村さまのスタンスは導入時から非常に印象的でしたので、改めてお話をお伺いでき何よりでした。
今後のキャンペーン方針なども色々と企画をいただいている状況で、弊社もいっそうしっかりサポートができればと存じます。
皆様もSOMPOヘルスサポートさまの紹介施策に今後ともご注目ください!
【QUPiO Plusサービス概要】
QUPiO Plusは、10年以上の情報提供事業のノウハウ・特定保健指導事業で得た知見を活かした‘生活習慣病予防’をサポートするサービスです。
2つのコンセプト「一人ひとりの心と体の健康に寄り添う」「ユーザーの背中をそっと押す」のもと特定健診やレセプト等の健康・医療データをICTを活用して、個々人の状態に合わせた健康情報を分かりやすく提供します。
例えば健康診断や生活習慣を登録することで、生活習慣病の5年後の発症率や、その人個人に合った健康情報、行動計画の配信・提案が行われます。
QUPiO Plusの詳細:https://www.sompo-hs.co.jp/service/qupio_plus_a_custom-made_information_provision_tool/
【運営会社名】
SOMPOヘルスサポート株式会社
【所在地】
東京都千代田区神田淡路町1-2-3
コーポレートサイトURL:https://www.sompo-hs.co.jp/
【インタビューご協力】
SOMPOヘルスサポート株式会社 三村様
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