紹介URLを送るだけで終わらせない!紹介の成果を上げる伝え方と設計ポイント
紹介キャンペーンを始めても、「紹介は生まれるのに購入や申し込みにつながらない」という課題を抱える企業は少なくありません。
確かに”紹介URL”と呼ばれる紹介者が知人に送る固有リンクを使用すれば、「誰からの紹介か」を正確に判別することが可能ですが、リンクを発行して渡すだけでは、実際の成果にはつながりません。
本記事では、紹介URLの活用方法やCVを伸ばすために必要なポイントをわかりやすく解説します。
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1. 紹介URLとは?
紹介URLとは、紹介者(既存顧客)が知人に共有する専用リンクのことです。紹介者ごとに異なるURLが発行されるため、「誰の紹介で申し込みが発生したか」を正確に計測することが可能です。
この仕組みにより、紹介者がURLを発行するだけに簡単に紹介できるだけではなく、成果集計や特典付与の自動化が可能になり、運用負担を大幅に削減できます。
1.1 紹介URLの基本仕組み
紹介URLの中には、紹介者ごとにパラメータが付与されていることから、被紹介者がそのURLを経由して購入や会員登録を行うと、その行動データが紹介者IDと紐づき、成果として記録されます。
この仕組みによって、企業は 「誰が誰を紹介したか」「誰が何件の紹介を生んでいるか」を正確に把握でき、手動での管理や照合作業が不要になります。紹介特典を付与する場合でも、URL経由のCVを基準に判定しやすくなるため、担当者の工数削減にも直結します。
この仕組みは、正確なデータをもとにキャンペーンを運用するための基盤として、紹介キャンペーンだけでなく、アフィリエイトなど成果地点を計測する施策全般で広く活用されています。
1.2 紹介URLの活用方法

紹介URLは、使用するSNSの制限を受けることなく、紹介者が“誰にどう届けたいか”に応じて自由にカスタマイズができます。
友人へLINEなどSNSのダイレクトメールで直接共有する1対1の紹介はもちろん、SNSやブログを通じて多数のフォロワーに向けて紹介することも可能です。
さらに、紹介URLとともに商品のおすすめポイントや感謝・応援の一言を添えたメッセージを添えて送ったりと、商材特性やキャンペーンの訴求に合わせた紹介を行うことで、紹介率の向上はもちろん、紹介経由の購入にも大きく貢献します。
2. 紹介URLを活用するメリットとデメリット
紹介URLは、紹介施策の効率化や成果可視化に欠かせない手法ですが、メリットだけでなく注意点も存在します。ここでは、紹介URLを活用する際に必ず押さえておくべきメリットとデメリットを整理し、施策設計の基盤づくりに役立つ視点をまとめます。
2.1 紹介URLのメリット
紹介URLは、企業側とユーザー側のどちらにとってもメリットがあります。
■企業側のメリット
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紹介URLには紹介者ごとに固有のIDが付与されるため、被紹介者がそのURLから登録・購入すると「誰の紹介によって生まれた成果なのか」が自動で判別できます。この仕組みのおかげで、特典付与や成果集計を手作業で管理する必要がなくなり、運用負荷を大幅に削減できます。
■ユーザー側(紹介者・被紹介者)のメリット
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紹介キャンペーンのプロセスの中で、重要なタイミングが「商品やサービスを紹介をするとき」、つまり紹介者が被紹介者へ”紹介者へURL”を送るときです。URLを送付するSNSやメッセージを自由にカスタマイズできる点は、紹介者の紹介行動の促進にもつながります。
2.2 紹介URLのデメリットと注意点
メリットもある一方で、活用する際の注意点もあります。
それは、URLだけを送っても紹介が成立しにくいことです。紹介者がどんな言葉を添えるかで、被紹介者の行動は大きく変わります。無機質なリンクだけを貼ったメッセージは、受け手に「宣伝っぽさ」を感じさせてしまうこともあります。
このデメリットは、メッセージ例を用意する、チャネル別にURLを発行する、わかりやすいUI/UXを提供するなどの対策で解消できるため、運用設計とかけ合わせて活用することが重要です。
3. 紹介URL経由のCV率を上げる方法
紹介URLは、「どのチャネルで、どんな言葉を添え、どのように届けるか」でCV率が大きく変わります。CV率を高めるためには、被紹介者が自然に行動したくなる導線を丁寧に設計することが欠かせません。
ここでは、チャネル設計・メッセージ設計・拡散導線の3つの観点から、CV向上に直結するポイントを解説します。
3.1 商材に応じた“メッセージテンプレ”の提示
紹介URLのCV率を上げるうえで最も重要なのが、紹介者が送るメッセージです。どんな言葉を添えるべきかは商材によって大きく変わり、それぞれの最適解も異なります。
例えば、特典訴求との相性がいいクーポン・割引が強い商材では、被紹介者にとっての「お得さ」を伝えるメッセージが効果的です。「今なら◯%OFFで買えるよ!」という一言が後押しになります。
一方で、感情訴求と相性がいい、美容、ヘルスケア、パーソナル系サービスなどでは、紹介者の体験や感情が伝わる“応援メッセージ”のほうが響きます。
このように、商材の性質によって「特典訴求」「応援訴求」「商品推し」のどれが最適かを設計し、紹介者が伝えやすい言葉に落とし込むことで、紹介URLは格段に開封されやすくなり、商品の購入や申し込みにつながります。
3.2 1対1だけでなく“拡散型の紹介”にも広げる
紹介URLは、友人1人に送るだけでなく、多数の人に向けて共有することで大きな拡散効果を生みます。
SNSシェアはその代表例で、InstagramのストーリーやXの投稿で「これ良かったよ、紹介リンク貼っておきます!」という形で紹介URLが拡散されるケースが増えています。紹介者ごとに固有URLが発行されているため、誰の投稿がCVにつながったかを正確に計測でき、施策の最適化も容易です。
拡散型の紹介は、1対1の紹介よりも多くの潜在層にリーチでき、費用をかけずにブランドの認知と信頼を高められる点もメリットです。
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4. 紹介者URLのクリックにつながる”紹介機能”
紹介URLを送る際、メッセージを添えることが効果的であると前述しましたが、多くの紹介者は「なぜこの商品をおすすめしたいのか」をうまく言語化できません。そのため、企業側が紹介者を“紹介しやすくする”仕組みを用意することが重要です。
4.1 おすすめポイントや体験談を入力できる機能
紹介者が自分の“おすすめの理由”や“体験談”を入力できる機能は、紹介キャンペーンにおいて特に有効です。
あらかじめキャンペーンページ内に以下の項目を用意しておくことで、紹介者は迷わず紹介文を作成できます。
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事前に選択肢やテンプレートが用意されていることで、自分の言葉で自然に紹介できるため、温度感のあるメッセージを届けることが可能です。結果として、被紹介者側の信頼感が高まり、CV率向上につながります。
4.2 「メッセージカード」や「スタンプ風UI」
紹介URLを共有する際、ただリンクを送るだけでは“宣伝”に見えやすく、紹介者も心理的ハードルを感じがちです。そこで効果を発揮するのが、「メッセージカード」や「スタンプ風UI」といった、感情を添えて共有できるデザインです。
たとえば、紹介URLと一緒にスタンプ風の画像を添えられたり、カード形式で「おすすめの理由」や「ちょっとした一言」を表示できたりすると、紹介そのものが“プレゼントを渡すような感覚”に変わります。
送る側にとっては気軽で自然、受け取る側にとっては温度感が伝わるため、紹介に対する心理的な距離がぐっと縮まります。
5. まとめ
紹介URLは、紹介者が知人に送るための小さなリンクですが、その役割は想像以上に大きく、キャンペーン成果を左右する重要な基盤です。しかし、その価値を最大限に引き出せるかどうかは「どう伝えるか」「どう設計するか」によって大きく変わります。
本記事で紹介したように、商材に合ったメッセージ設計や紹介者が使いやすい機能、受け取った側が安心してクリックできるUI/UXは、紹介URLの価値を最大限に引き出すための鍵となります。
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