紹介促進システムで集客力アップ!効果的なリファラルマーケティングツールの選び方を解説

近年、広告費の高騰と顧客獲得単価(CPA)の上昇により、多くの企業が「既存顧客を活用した集客」へとマーケティング戦略をシフトさせています。その中で注目を集めているのが、「リファラルマーケティング」です。
しかし、複雑な紹介キャンペーンを人手で属人的に運用していると、効果を最大化するのが難しく、運用の負担も大きくなりがちです。こうした課題を解決する手段として、近年活用が進んでいるのが「リファラルマーケティングツール(紹介促進システム)」です。
本記事では、リファラルマーケティングの基本から、ツール導入のメリットや選定時のポイント、実際ツールまでを解説します。
1. リファラルマーケティングについて
まずは、リファラルマーケティングの基本的な概念と、その重要性について解説します。
1.1 リファラルマーケティングとは
リファラルマーケティングとは、既存の顧客が自分の友人や知人、家族などに商品やサービスを紹介し、その紹介を通じて新たな顧客を獲得するマーケティング手法です。紹介者と被紹介者の信頼関係を基盤とした手法のため、紹介された側は安心してサービスを受け入れやすく、結果として高い購入率や契約率が期待できます。
これにより、従来の広告に頼らず、顧客の信頼をベースにした“持続可能な集客”が実現可能になります。
リファラルマーケティングの詳細な内容は、『【2025年最新】リファラルマーケティングとは?』の記事をご覧ください。
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1.2 リファラルマーケティングの効果と重要性
リファラルマーケティングの最大の魅力は、「信頼」を起点とした自然な広がりにあります。
企業が広告でアピールするのではなく、「実際に商品・サービスを体験した顧客の声が、新たな顧客を呼び込む」という構造により、過度な販促を行わなくても、質の高い集客が可能になります。
また、満足した顧客が自発的に新しい顧客を連れてくることで、「顧客が顧客を生む」好循環も期待できます。この循環が軌道に乗れば、広告コストの削減だけでなく、既存顧客との関係性の深化、ブランドへの信頼の強化といった波及効果も期待でき、企業の中長期的な成長を支える重要なマーケティング施策となります。
2. ツールを導入すべき4つの理由
リファラルマーケティングは効果的な集客手段である一方、施策を属人的・手動で運用し続けるには多くの手間や工数がかかります。ここでは、リファラルマーケティングツールを導入することで得られる主なメリットを4つの観点から解説します。
2.1 自社開発にかかるコストと時間を大幅に削減できる
紹介施策は一見シンプルに見えて、実際には特典の設計、紹介URLの発行・管理、進捗トラッキング、成果測定など、複数の要素が複雑に絡み合います。
これらをすべて社内で開発・管理するとなると、相応の費用と開発期間が必要になり、スピード感のある施策展開が難しくなります。専用のリファラルツールを導入することで、こうした複雑な業務を短期間で整備でき、効率よく施策を立ち上げることが可能になります。
2.2 社内リソースの軽減と業務の効率化ができる
リファラル施策を手作業で管理していると、紹介URLの発行や特典の付与、効果測定といった業務に多くの時間と労力が必要です。こうした属人的な運用では、担当者によって成果にばらつきが生じやすく、継続的な施策改善のためのリソースが割けないということが生じます。
ツールを導入すれば、これらの業務を自動化でき、誰が運用しても安定した成果を出せる仕組みを構築できます。これにより、限られた人員でも効率的に施策を運用できるようになります。
2.3 紹介施策の改善に役立つデータ取得と分析ができる
ツールを使えば、紹介数・成約率・特典別の効果などの詳細なデータをリアルタイムで把握できます。これにより、勘や経験に頼らず、数値に基づいた合理的な改善が可能になります。
たとえば、A/Bテストを通じて導線やインセンティブ設計の最適化を行うことも簡単になります。こうした分析に基づく継続的な改善によって、施策の成果を着実に高めていくことができます。
2.4 再現性のある仕組み化で成果を安定化できる
紹介施策で継続的に成果を上げるためには、成功パターンを「仕組み化」することが重要です。ツールを使えば、成功事例をテンプレート化し、他の施策にも応用可能なノウハウとして社内に蓄積できます。
さらに、ユーザー視点で「紹介しやすい設計」を取り入れられるのも大きなメリットです。たとえば、紹介URLのワンクリック発行や、LINE・SNSでの簡単シェア機能などがあれば、紹介行動の心理的ハードルを下げることができ、自然な広がりが生まれやすくなります。
3. 導入前にチェックすべき3つのポイント
リファラルマーケティングツールの導入を成功させるためには、自社のビジネスモデルや体制に合致しているかを慎重に見極める必要があります。
ここでは、導入前に必ず確認しておきたい3つの重要なチェックポイントを紹介します。
3.1 自社のビジネスモデルに合っているか
リファラルツールを導入する際に重視するポイントとして、自社の商品やサービスに合った「紹介方法」が実現可能かが挙げられます。たとえば、対面による紹介が中心なのか、SNSやLINEなどオンラインでの拡散が主となるのかといった違いをふまえて計測の方法が大きく変わってきます。
自社のビジネスモデルと合わせて、ユーザー手軽に施策に参加できる施策が実現できるか、機能面については必ず確認をしましょう。
3.2 社内体制・オペレーションとの親和性
リファラル施策は、マーケティング部門だけで完結するものではなく、複数の部署との連携が必要になることが多くあります。そのため、導入前に「誰が、何を、どのように対応するか」という業務分担を明確にしておくことが重要です。
また、ツールの操作性や導入コスト、サポート体制なども確認しておくことで、運用開始後にスムーズに活用できるかどうかが、ツール導入する1つの判断材料になります。
3.3 データが過不足なく取得できるか
リファラルツールの導入においては、施策効果を正しく評価するためのデータが十分に取得できるかどうかも長期的な施策運用においては重要な検討ポイントになります。たとえば、紹介経由の成約数だけでなく、「誰が」「どのチャネルを使って」「どんな特典を利用して」紹介したのかといった詳細なデータが可視化されるかを確認しましょう。
また、CRM(顧客管理システム)やMA(マーケティングオートメーション)ツールとの連携が可能かどうかもチェックしておくと、施策全体の一貫性が保たれ、より高度なマーケティング展開が実現できます。
4. 代表的なリファラルマーケティングツール3選
ここでは、実績があり多くの企業に導入されている代表的なリファラルマーケティングツールを3つご紹介します。
invy(インビー)
invy 公式サイト:https://s.creativehope.co.jp/invy
「invy」は、国内初のリファラルマーケティングクラウドサービスです。LINEやSNSを活用し、ユーザーが気軽に紹介を広げられる設計となっており、アプリ不要で簡単に利用できる点が特長です。これまでに不動産・保険・金融・美容など多様な業界で400社以上のリファラルプログラムを支援してきました。
紹介プログラムは、企業のサービス形態に合わせて柔軟にカスタマイズ可能。紹介者・被紹介者それぞれに最適な画面設計ができるほか、「誰が」「いつ」「誰を」「どこで」紹介したかといった詳細な行動データを可視化できる分析機能も搭載しています。紹介率や満足度の測定も可能で、施策の改善に役立てることも可能です。
また、導入後は専任のカスタマーサクセスが伴走し、設計から運用・改善まで一気通貫で成果の最大化をサポートしてくれる点も魅力です。
KUCHICO PREMIUM(クチコプレミアム)
KUCHICO PREMIUM公式サイト:https://www.kuchi-co.com/
KUCHICO PREMIUMは、SNSを使って口コミ・紹介からの集客を促進するリファラルツールです。2023年時点で400社以上の企業に導入されています。
本来、紹介キャンペーンには企画立案・特典の手配・配送管理など多くの工数が発生しますが、クチコプレミアムではこれらをワンストップで提供。特に、プレゼントの手配・配送が不要で、100種類以上の商品から選べるギフト設計が可能という点は大きな特長です。
さらに、IT導入補助金の対象ツールでもあり、導入コスト面の負担も軽減可能です。
letters(レターズ)
Letters公式サイト:https://service.letters.co.jp/
Lettersは、Shopifyと連携できるECサイト向けのリファラルマーケティングツールです。
購入後、顧客が自然な流れで友人に商品を紹介できる仕組みになっており、D2Cブランドを中心に利用が広がっています。Shopify App Storeでも「Staff Picks」に選出された実績があります。
完全日本語対応のUIや、30日間の無料トライアルがあるため、初めての導入でも安心です。
Cに特化したシンプルな設計と、国内ブランドに最適化された操作性の高さが、Lettersの魅力といえます。
まとめ:ツールを味方につけて、紹介から売上を最大化しよう
紹介施策は、信頼に基づく集客チャネルとして今後ますます重要性が高まります。
リファラルツールを導入すれば、属人的な運用から脱却し、誰でも成果を出せる仕組みが構築できます。顧客の声を活かした施策は広告よりも深い信頼を生み、LTVの向上にも直結します。まずは自社に合うツールを選定し、最適な紹介施策を育てていきましょう。
invyは、紹介(リファラル)キャンペーンの活用をご支援するツール/サービスです。貴社に合わせた紹介キャンペーンの設計から運用フローまで、一気通貫でサポートします。
リファラルマーケティングツールの導入をご検討方は、まずは無料相談にお気軽にご参加ください。
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