同梱チラシで紹介キャンペーンの効果を最大化!成果を高めるデザインと構成
ECや通販において、商品配送時に同梱するチラシは顧客に確実に届く告知チャネルの一つです。ただ、多くの企業では「お知らせを入れるための紙」として扱われ、紹介キャンペーンの告知には十分に活かされていません。
実は、商品が届いた直後の高い満足感こそ、紹介行動を促す絶好のタイミングです。
本記事では、申込率を高めるデザインと構成の工夫、そして成功企業が実践する“伝わるチラシ”のつくり方を紹介します。
同梱チラシが紹介キャンペーン成功の鍵
商品を受け取った瞬間は、顧客の満足度が最も高く、ブランドへの信頼や好感が強まるタイミングです。
このタイミングで紹介キャンペーンを案内することで、「自分の体験を誰かに勧めたい」という自然な紹介行動を促すことができます。
特に同梱チラシは、商品が届いた際に必ず手に取られるうえ、多くの人が開封後に一度は目を通す媒体です。
紹介キャンペーンの実施を効果的に知らせられる“認知拡大の起点”として機能し、わずか数秒の接触の中でも魅力を直感的に伝えられるため、紹介キャンペーンとの相性が非常に高いチャネルといえます。
効果を生む同梱チラシのデザイン設計
ファーストビューで「特典」を明確に
チラシの上部で「紹介すると○○プレゼント」「お友達限定特典」など、一目で特典内容が伝わる設計がポイントです。
特典情報を詰め込みすぎず、上部に目を引くキャッチコピー、下部に具体的な特典内容というように、構成を分けると視認性が高まります。これにより、ブランドイメージを保ちながらも、訴求ポイントが明確になり、読み手がすぐに「何がもらえるのか」を理解できます。
さらに、ブランドカラーやフォントは統一しつつ、特典コピー/金額・内容/期限/QRコードなどの部分を柔軟に差し替えられるデザインにしておくと、季節や商品ごとの更新がしやすくなります。
紹介導線をデジタル化(QRコードの活用)
同梱チラシはチラシを読んで終わりにせず、そのまま”スマホで紹介できる導線設計”が重要です。
例えば、チラシの下部にQRコードを視認性の高い形で配置し、QRコードの近くに「このQRを読み取るだけで紹介完了!」などの明確な誘導文を添えたり、紹介手順を簡潔に示したりすることで、ユーザーが1スキャンでスムーズに紹介ページへアクセスできるようにします。
このような設計によって、紹介行動への心理的・操作的ハードルを大きく下げることができます。
ストーリー型構成で「紹介したくなる」心理を刺激
人は感動や満足を他者と共有したいという心理を持っています。
そのため、チラシ内に商品にまつわるストーリーや実際のユーザーの声を掲載すると、「自分もこの良さを伝えたい」という紹介意欲が高まります。特に、顧客の手書き風コメントや写真を用いることで親近感が生まれ、紙面から温かみが伝わります。
「ありがとうを届ける」「大切な人にも使ってほしい」といった情緒的なコピーも効果的です。
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成果を伸ばす実践・運用ポイント
顧客セグメントに合わせたデザイン訴求
同じチラシでも、ターゲットの年齢や関心によって効果は変わります。
たとえば美容系ブランドでは「自分の体験」、食品系では「家族にすすめたい安心感」を訴求するなど、感情に響くメッセージ設計が重要です。
特に、既存顧客の購買データやレビュー内容をもとに、主要顧客層の価値観や購買動機に合わせたデザイン要素(色・写真・コピー)を最適化すると、紹介率の上昇が見込めます。
同梱チラシは全顧客に届くチャネルだからこそ、「誰に何を伝えるか」を明確に設計することが成果を左右します。
配送タイミング・同梱位置の最適化
チラシは「納品書の上」または「商品と一緒に包む」など、開封直後に目に入る位置がベストです。
また、キャンペーン内容を季節ごとに更新し、「春の紹介フェア」「年末感謝キャンペーン」など、定期的な新鮮さを演出することで反応率が上がります。
invy導入企業では、チラシ更新のたびにQRコードリンクを差し替え、各チラシの成果をモニタリングしながら改善を続けています。
データ分析でPDCAを回す
成果の高いチラシを見極めるには、定量的な計測と分析の仕組みづくりが不可欠です。
そのためチラシをご用意する際は、告知経路別にQRコードを発行することで、「どの媒体から、どれだけの紹介が発生したか」を正確に可視化することができます。そうすることで、どのデザイン・文言・特典が最も効果的かを数値で把握でき、根拠に基づいた改善が可能になります。
分析結果をもとにPDCAを継続することで、紹介施策全体の費用対効果を高め、安定した成果創出サイクルを構築できます。
成功事例:同梱チラシを活用し紹介施策を成功させたEC企業
ここでは、同梱チラシをきっかけとして紹介施策を強化し、成果を上げた企業の事例を紹介します。いずれもチラシ単体ではなく、メールやLINE、特典設計など複数の施策を組み合わせて成功を収めたケースです。
チラシが「紹介を促すトリガー」として機能した実践例を見ていきましょう。
キッコーマンこころダイニング様(食品EC)

「サクサクしょうゆアーモンド」など多数の商品を扱っている食品ECのキッコーマンこころダイニング様では、商品配送時にチラシを同梱したことでに、通常10%前後で推移する紹介率が30%超え、CV数も約2倍の成果を実現しました。
同梱チラシで商品とともに紹介キャンペーンを案内することで、「購入直後の満足感が高いタイミング」に自然にリーチすることができました。
また、紹介者・ゲスト双方に特典を付与する仕組みと、季節ごとに内容を更新する設計で継続的な効果を維持しました。複数チャネルを連携し、顧客体験全体の中で紹介を促した点が成果の要因です。
MIRAI様(美容EC)

スキンケアブランド「MIRAI」では、同梱チラシ・マイページ・メールマガジンといった複数チャネルで紹介施策を告知。さらに、LINEで紹介できる手軽さが後押しとなり、月間CVが100件を超える水準まで伸長しました。ターゲットである40〜50代女性に合わせて、読みやすいレイアウトと“何をすれば良いか”が一目で分かる案内を心がけたことで、紹介への心理的ハードルを低減。同梱チラシは接点の一つとして機能し、紙とデジタルの併用によって自然な紹介行動を生み出したケースです。
まとめ:invyでチラシ告知×デジタル導線を統合
同梱チラシは、顧客が最も商品に満足している瞬間にアプローチできる強力なチャネルです。
invyを活用すれば、QRコード経由の成果計測・特典設計・ページ改善を一元的に行うことができます。紙媒体とデジタル導線をつなぎ、紹介施策を「確実に届く」「計測できる」仕組みへと進化させましょう。
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